こんばんは。
早稲田松竹で上映していた、鈴木清順監督「浪漫三部作」を観ました。
具体的には、「ツィゴイネルワイゼン」(1980年)、「陽炎座」(1981年)、「夢二」(1991年)の三作です。
それぞれ大正時代の雰囲気がよく分かり、非常に興味深いものでした。
それだけでなく、三作とも不思議で、なおかつ幻想的、妖艶、耽美な映像世界が映し出され、言葉だけではなかなかうまく表現できない世界を視覚と聴覚から感じることができました。
わたし的には、なかでも、「陽炎座」が一番よかったです。
泉鏡花が原作であるというのが頷ける美を感じることができたからです。
また、松田優作さんの演技がこれまでわたしがこれまで知っていた優作さんのそれ(「太陽にほえろ」と「ブラック・レイン」のハードなイメージ)と全然異なる雰囲気で、新鮮でした。どことなく、息子さんの松田龍平さんと似ているなと思えるところがありました。
「ツィゴイネルワイゼン」は、意味がわからないところが結構ありましたが、それが却って面白いと思わせる作品でした。
とくに、本作では、大谷直子さんの美しさが際立っていたのが印象的で、また、藤田敏八さんの演技が原田芳雄さんをうまく引き立たせているなと感じました。
「夢二」は、6月23日に書いたとおりですが、本作から金沢の美を感じとることができたのは収穫でした。
このような素晴らしい三部作をお得な入場料で観ることができ、早稲田松竹さんに感謝です。
