鳴き殻蝉の亡骸が落ちているとんぼの亡骸が落ちているカマキリの亡骸が落ちているそばに名も知らぬオレンジ色の綺麗な花が咲いている鈴虫の鳴き声と悲しいまでに静かな川とが細く美しく流れている混沌とした世界の中そこに私はいる辺りはもう真っ暗だ
神さま山の頂上には神さまがいるそこから僕を眺めているそれに気づかないふりをして僕は本を読んでいるときどき雲や稲穂に目を向けまたまた本に目を戻すそんな僕を見て神さまは何を思うのかこの魂をどう受け止めるのか願わくば何も言わずそっと見ていて欲しいかな