生まれて初めてブログというものを書いている。

 

 

 

自分の身の上話を最初にしておくと、現在就活中で、先日第一志望の最終面接で落とされたばかりだ。

控えめに言ってどこか知らない山中へと身を隠したい気分である。

どこかに気持ちを吐露しなければ心が持たないと思い見つけたのがこの場という訳だ。

 

 

 

自分の心を冷静に見つめて文章化する気恥ずかしさを全身に感じている。

なるべく正直に、面白おかしく綴っていきたいものだなあ。

 

 

 

ところで今は早朝6時。自宅の机に向かいPCに向き合っている。何をしているんだ。

昨夜からの記憶を思い返すと、21時に本屋に行き文庫本を購入し、22時にうどん屋で夕飯を済ませた後、

「友人よ遭遇するな」という強い祈りとともにヒトカラを始めた。

どうやらここで気持ちよくなったのがいけなかった。

 

 

 

星野源氏の曲をこれでもかと歌い続け、完全に“ゾーン”に入った私は、

何を隠そう5時間もの「夜の散歩」に夢中になっていたのである。

こう言うと聞こえはいいが、閑静な高級住宅街を無様な格好で徘徊するその様はまさに不審者だ。

小学生に目撃されたら間違いなく通報され、警察やPTA、パトロール会の皆様のお世話になっていただろう。

考えただけで恐ろしい。この悪習慣、やめねば。

 

 

 

「夜の散歩」の中で気付いたことがある。

どうやら自分は「夜」が好きである

「夜」は良い。だって世界に自分だけしかいなくなったような気がするから。

 

 

 

もちろん友人とご飯を食べ談笑したり、恋人とデートをすることだって大好きだ。

だけど他の人間の存在を忘れたい時だってあるのである。

誰の目も気にせずに街中で好きな曲を口ずさみ、煙草を燻らせ、ステップを踏むことが出来たらどれほど生きやすいだろうか。

 

 

 

そんなことを考えながら、深夜の路上で口パクで歌うのである。

気持ちの悪いステップも踏むし、灰皿よりも少し離れた位置で煙草に火をつけるのだ。

すぐに私の心をへし折ってくるこの世界へのせめてもの抵抗だ。くらえ。

 

 

 

ひとしきり「ひとり」を満喫したら、現在進行形で人肌恋しくなっているというのだから面白い。

天邪鬼な自分を自覚したところで、朝日と小鳥のさえずりが耳をつき、光るカーテンに視線を移す。

 

 

 

寝よう。今日は誰かと話がしたいなあ。