ひとりの少年を死から救うために立ち上がった「YAMAKASI」は、肉体の極限に挑む。法さえも踏み越えた危険な賭けの結末は…。そして少年の運命は…。

チョウ・ベル・ディン(エース)

[声]:川村拓央  

 

ウィリアムズ・ベル(スパイダー)

[声]:石田彰  

 

マリク・ディウフ(イタチ)

[声]:吉田孝  

 

ヤン・ノウトゥラ(ジクミュ)

[声]:矢薙直樹  

 

シャルル・ペリエール(ブル)

[声]:山野井仁

【監督】アリエル・ゼトゥン 

【脚本】リュック・ベッソン、他

【製作年/国】2001年/フランス

早朝のパリ郊外。

 

25階建ての団地の外壁を7人の若者たちが素晴らしいスピードで登っていく。

 

住人のひとりが警察に通報したが、若者たちは屋上から朝日を見つめると、パトカーの到着を尻目にどこかへと消えていったー。

 

彼らは「ヤマカシ」(リンガラ語で「超人」の意味)と呼ばれていた。

 

メンバーは、音楽なしでは生きていけないジクミュ(ヤン・ノウトゥラ)、踊りが得意なタンゴ、俊足を誇るロケット、
ロープを操るスパイダー(ウィリアムズ・ベル)、コントロール抜群のエース(チョウ・ベル・ディン)、器械体操の名手イタチ(マリク・ディウフ)、リーダー格で信頼の厚いブル(シャルル・ペリエール)の個性豊かな7人。

 

低所得者用の団地に住む彼らにとって「ヤマカシ」として活躍することは誇りだった。

 

一方、警察は「ヤマカシ」逮捕にやっきになっていた。

 

刑事でありながら彼らの気持ちを理解しているバンサンは、
親友でもあるブルに警察の動きを伝えていた。

 

そんなある日、彼らのマネをして木に登った少年ジャメルが転落して入院。

 

心臓に疾患を持ち、過激な運動を禁じられていた彼の症状は深刻で、24時間以内に心臓を移植しないと助かる見込みはなかった。

 

ドナーはスイスで見つかったが、ジャメルの母と姉には金銭的余裕はなく臓器移送費用が準備できずにいた…。

そして、ジャメルの危機が自分たちにも関係あることを知った7人は、翌日の正午までに臓器移送費用を用意しようと決意するが…。

 

果たして、7人の「ヤマカシ」は少年を救うことができるのか…?

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