AUTODESKから大型の新製品の発表がありました。

今までどうしても越えられなかった機械系CATIAとの距離

Inventorの苦戦も続いていた部分も
AUTODESKとしては今回のイノベーションで何とか吸収してしまいたかったのでしょう。

また別途書く予定ですが
今回の設計事務所でのREVIT導入の失敗は

①REVITができないことを拡張で何とかしようとしていた
②AUTOCADの2D,3D,データ化工数が異様に弱かった

ことが挙げられます。

そもそも施工会社であれば工事案件を複数抱えて複数同時に走らせなければならないので
システム的な準備をしている暇もないからツールとして完成されたものを求めるのはわかりますが
一般的にどちらかといえば大手に入る事務所で処理プロセスの自由度を考えればAutoのほうが断然有利であり大型の案件ともなればなおのことAUTOの良さが活かせるはずです。

ところがなぜかTfasを選択

ここでもしやと思いましたがAUTOの使い方や運用方法を知らなかったのです。

いわゆる図面アウトソースで自分たちが書くことが無かったために
中間コントローラとしてAUTOの作図設定や工数管理を行うことが素人だったのです。

通常AUTOでの作図プロセスを知っていればREVITでもそれほど苦労はしませんし
AUTODESKからいろいろと営業文句を聞いても基幹ソフトとしてREVITを選択するなどという愚かな選択はしないはずだったのです。

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この3Dスナップ機能をみればわかるようにREVITでは難しい3D空間上での位置決めも
難なく行えます

回路定義はまた別途ご紹介予定ですがこれもREVITの機能不全は比較になりません。







パラメトリックエンジンも無論REVITの比ではありません



REVITでのSpaceの設定はなかなか鬼門になっており種々のトラブルの原因となっていますが
AUTOCADMEP側で作る分には少なくともクラウド側での結合シナリオであればトラブルは少なくなります



パネル群











このようにBIMといってもREVITはクラウドサービスのインタフェースであり
AUTODESKが描いているインテグレーションの姿はREVIT上ではなくクラウド上ですべてのソースが一体になる姿を描いていること。

やはり詳細なデータ、BIMとファブリケーションの流れを受けて
拡張されたDWGはBIMクラウドで詳細に定義するためのツールに変わりつつあり
建築業界にもこの基盤を使ったデータ定義ができることが求められ始めています。

現状ではBIM基盤による受発注はまだ試行の段階であり
各社が今行うべきなのはこの拡張されてるAUTODESK基盤へ自社で最適化を行うこと

今のところ最短の答えはAUTOCADMEP(設備業界であれば)であり
IFCを意識したデータコネクションやMEPオブジェクト定義、シミュレーションデータ作成
新しいインタフェースでの作図基盤整備・移行であること。

この流れを考えると上位の設計施工会社の仕事はBIMクラウドで統合することを意識した詳細工数へのマネジメントであり、そのツールがREVITであるというに過ぎないことです。




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