本来のBIMはOpenSourceで開発が進んでいたOpenBIMでBIM Schemaやそれを扱うIfcShell,BIMServer,BIMViewerが主なプロダクト構成でデータからView(図面)やModelを生み出すものですが個人的に調べたところではほぼ2012年あたりで止まってしまい、規格はそのまま継続して更新されているようです。

建設会社ではTeklaViewerなんかを指定しているようですね。

設計事務所では最大手がVectorをベースに図面工数管理やシミュレーション工数でREVITを連携させているようです。デザイン業務はなかなか縦割りに定義できない要素も多いのでデザイン、設計者が扱いやすく支持率の高い環境というとVectorがTOPになるのもうなずけます。

海外のBIM受注やプロジェクト成功例のサイトを見るとわかりますが
Vectorが多いですね。

幸か不幸か会社がAutodeskとREVITを選択した場合は大変ですがやらざるを得ませんね(^_-)-☆

イメージとしてはREVITでお約束のサンプルですが機器と配管とタグと基本属性だけを定義



サンプルデータとしてSKetchupから断面を切り出しました



AUTOCAD側では2Dシンボルブロックとして160個を定義
これにAccessDBに接続させて設計工数は外側で行うような工数を紹介予定です

一つには3Dに対して直接接続かけようと思い試してみましたが重すぎますので
あくまでも設計工数は複数の平面要素とのつながりだけにしておいたほうがいいということ。

もう一つはテストしたところではどうもREVITの機能実装が不十分なところがあるようで
REVIT内の分散システム定義でサンプルのシステム照明の200Vにシステムブラウザで接続をかけると異なる分散システムが作れないようなのです。

多接点型など思いつくところは試してみましたが、多接点ですとパネルスケジューリングが機能しなくなりますし、Alert通り接続をリセットしてしまうとすべての接続が外れてしまいます。

他にも配管半径の制限がきついため設計経路に制約がでることなど現状では設計要件の吸収ができないことが多いため設計工数を止めないためには外部で定義しておくほうが安全で早くなります。



建設DBの特徴はレコード件数が増えていくのではなく
1レコード当たりの階層が爆発的に増えるのが特徴ですね。

過去の例ですと消防設備など官庁の承認関係の業務工数が入ると膨大な深さのツリーになりました。

今回はサンプルですので機器SPEC関係、積算に絡む費用関係、実設計で電路としての計算が必要な要素関係の3つのテーブルにわけて接続をかけてみる予定です。

事業所では特にFMDBなどが無くExcelシートベースですので
Excel接続も作成してみる予定です。


こんな導入の現状から納品としてのDBファイルはともかくとして
やはりViewとDataは分けたほうがいいのではないかというのが正直なところです。