キリストの遺体包んだとされる布を公開、トリノの大聖堂

トリノ(CNN) イタリア北部トリノの大聖堂で10日、処刑後のキリストの遺体を包んだとされる布「トリノの聖骸布」が公開された。聖骸布が公開されるのは、2002年に修復されて以来で初めて。

今後6週間の公開期間中に、約200万人もの人々がトリノの大聖堂を訪れる見通しだ。カトリック通信(CNA)によると、ローマ法王ベネディクト16世も5月2日に訪れる予定。

聖骸布には人間の顔の影がうつっており、一部のキリスト教徒はこれがキリストの顔だと信じている。8年前の修復で、火事で被害を受けた聖骸布に16世紀の尼僧らが施した継ぎはぎが取り外された。

聖骸布をめぐっては、中世の時代の布であり、本物ではないと主張する学者も多い。

カトリック教会は聖骸布について、真偽とは関係なく、信仰のための大事な道具との立場をとっている。


いろんな議論が出ていますが
神秘性はロマンです。