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第三章(直感)を磨く方法


(直感)の実例については、ご理解いただけたと思いますので'ここからは、この力を伸ばす方法についてご紹介していきたいと思います。


(直感)とは、対象を意識しなくてもなにかを知るということです。


ラテン語ではintuitioneといい、「鏡が映し出す像」を意味します。


つまり'鏡のように即座に心のなかに映し出され'無意識に進行するプロセスというわけです。


胸騒ぎや夢も'(直感)の現れかもしれません。


わたしの妻は(直感)に駆られて、本人でも説明が難しい行動をとることがよくあります。


あるとき興奮状態で目覚めて、二年間続けていた仕事に問題があると言い出したことがありました。


わたしも相談にのりましたが'あとで妻は、この仕事にかかわっていた人が妻の不利益になるようなことをしていたのだと教えてくれました。


その後'新しい仕事につくときにも'妻はまた苦しい気持ちを抱いたようでした。


先方は妻の採用にとても熱心でしたが'結局就職はやめました。


このとき妻は「(直感)でこの仕事にはつかないことにした」と話してくれました。


どうして不安が生じたのか、うまく説明できないようでしたが、妻は仕事で突発的になにかを感じることがあるのだと言っています。


初対面の人に「この人とは合わないな」と感じたとき,妻はできるだけ偏見を持たずに公平であろうと努めますが、仕事を続けていくうちに、結局(直感)は正しかったとわかるのだそうです。


神秘的で説明不可能なものを、(直感)でとらえることに慣れている人は、その力が研究者の興味の対象になっていることを不思議に思うかもしれません。


しかし'おかげで科学は'(直感)の裏に隠された心と体の複雑なプロセスを解明しはじめています。


最近行われた調査の件数を見ても'(直感)に注目が集まっていることがわかります。


研究者たちは'超感覚的知覚はちょうど「意識のオートパイロット」のような役割を果たしていると言っています。


理性が主体的に活動していないとき,超感覚的知覚が代わりに動きはじめると言うのです。


多くの実験により、わたしたちの知覚活動の一部は自覚をともなっていない無意識の中の意識であることがわかっています。


おそらく太古の昔には'生存のためにオートパイロットをオンにすることが不可欠な時代があったのでしょう。


人間が自然のなかで暮らし、肉食動物に囲まれていたときは'(直感)が本当に大事でした。


頭で危険と判断してから行動するのでは遅すぎるため、この感覚を活用していたのです。


科学が新しい考え方を受け入れるのには時間がかかるものです。


とくに論議の的になりやすい分野では、現象の神秘的な側面ばかりが強調されてしまいがちで'神経学者は自分の立場を守るのにも苦労するほどでした。


多くの書物も、(直感)を信仰の一種としてしか扱っていなかったようですが科学的なアプローチが必要になるのは明白でした。


今日、一般の人々のあいだでも科学的な関心が急速に高まっているのを感じ取ることができます。


わたしの経験を記した本への興味が増えているのもそのためではないでしょうか。



科学的なアプローチについては本書でもいくつか取り上げましたが、ここではあらためて'二〇〇七年七月に公開された驚くべき事例を紹介しましょう。


イギリスとオーストラリアの合同研究チームは'技術分野で成功した企業家十二人に対して'心理的・肉体的テストを次から次へと実施しました。


被験者たちは(直感)を信じておりへ自分は(直感)の助けを借りて裕福になったと口にしていました。


この実験のなかで'被験者たちは、世間ではあまりよく知られていない数社に投資するテストを何回も受けました。


会社の情報は限られているので、被験者たちは自らの勘を信じな-てはなりません。


テストのあと、被験者たちの投資の結果が明らかになりました。


一部の会社は利益を生んでいましたが、そうでない会社もありました。


そして、研究者たちの観察によれば'正しい選択をした人はなんと、選択欄に会社名を書き込む六秒前に心臓の鼓動がゆっくりになっている(肉体的に平静になる)ということだった紗です。


つまり、脳が決断を下す前に、体が先に反応していたわけです。


一見したところ、心臓が感覚器官として働いているように見える驚くべき現象ですが、これらの反応は'心臓やそのほかの器官を制御する自律神経系からき′ているようで、研究者たちは今後もさらに研究を進めるべきだと言い添えています。


このほかにもドイツで行われた実験では、失敗の体験が(直感)を理解する手がかりになることが示されました。


人は失敗したと気づく直前に、脳のなかで電気信号が発せられているということです。


肉体に警戒態勢をとらせて誤りを正すために、合図が出ているのです。


こうした反応は'生き残りや事故防止には不可欠でしょう。


誤った行動の選択を続けるとひどいことになると体が知らせない限り、取り返しのつかない結果になる可能性が高いのですから。

わたしはこう思っています。


(直感)的に決断を下せるようになるには'似たような経験から学ぶことが大事だと。


失敗を監視することは、(直感)を伸ばすために必要なことです。

失敗したときに体がそれは思考の舞台裏で起き、総合的に働くものです。


人の体験と情報にもとづいて'一瞬のひらめきが訪れます。


分析的思考では答えが見っからないときでも、創造性を伸ばすことで意思決定が導き出されます。


ただしこれにはリスクもあって、不健全、不適切な経験にもとづいている(直感)は'偏見や不安をもたらすかもしれません。


一方、精神分析学によると'(直感)は過去の経験から生まれるのではないとのことです。


この分野で偉業を果たしたカール・ユングによれば、(直感)は'人間が持つ四つの心理機能のひとつ(ほかの三つは'感覚、感情、思考です)で、脳がどのような処理をしているのかはわかりませんが'一種の洞察力として訪れると言うのです。


わたし自身は(直感)は人にとって自然を行為で'無意識に受け取った情報からくるものだと確信しています。


たとえば友達と会ったとき、見たところなにもなくても悲しんでいる印象を受けたら、それは、あなたが(直感)でなんらかの情報を鋭敏にキャッチしていたのかもしれません。


(直感)で正しい判断ができるようになるには、知覚を刺激することです。


そういう意味で自分の気持ちを実践することは大事ですし、予感が的中したことを人に教えるのもトレーニングになります。


また'医想などリラクゼーションの手法を通して'脳の理性的な部分を休ませるのも効果的です。


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