最後のとき選ばれし者―エドガー・ケイシーの大預言/レイモンド ウィレット
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以上が、エドガ-・ケイシーの提供する大ピラミッドの大まかな知識である。
ケイシーの明らかにしたピラミッドの予言情報をまとめると、次のようになろう。


◎ピラミッドは'今の世界が極移動で滅びるときまでの歴史を予言として刻み込んでいる


極移動は1958年から1998年までの間に始まる地球の変動の最後に起こる。


◎1998年には'ユダヤ民族の預言が成就され、メシャが到来する。


◎ピラミッドの予言は、各通路の変化、曲折、岩板の種類、色をもって示され'底から頂上の『王の間』の空相およびその天井に至る部分にまで記録されている。


予言の終点は、1998年。


◎デビッド・デビッドソンとオルグ-スミスの著作におけるピラミッド予言解釈は、ゆきすぎのところもあるが'多くは正しい。
正しく解けるのは「秘伝者」だけ。


◎この予言には、年月日、場所、人の名まで記録されている。

天文あるいは占星的解釈は無視できない。


◎スフィンクスの地底にあるアトランティスの記録庫は、地球変動が表面化し'第5根源人種が流入するときまで開かれない。
その入口は、スフィンクスの右腕に発見される。


そこで、以下に、ケイシーがかなり正しい解釈をしているとみなした、デビッドソン資料より、ケイシー・リーディングの知識もふまえて、大ピラミッドの予言を簡単に説明してみよう。



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ピラミッド予官の解説デビッドソンの著作によれば、ギゼーの大ピラミッドに記録された歴史は、ぴたり6000年のタイム・スケールを含んでいる。


その起点は上昇路と北側斜面を延長させた交点にあって、これが紀元前蝣4000年の9月22日'その終わりの年代は、2001年9月17日だ。


予言の起点は、「アダム時代」の始まりと解釈されてきた。

この年代は'「アダムとイブ」の始めた文明に属するものと一般に受けとられているが、地球に最初に住んだ人々のことを意味するのではな-、新世界の到来のために用意された新しい民族の始まりとしての'アダムとイ

ブのことである。


上昇通路の始まりには、赤い花菌岩の三角岩がありへここは紀元前1486年'モーゼに神から十戒が与えられる前に起こった「エジプト大脱出」の年に対応する。

次の最も注目すべき地点は、「女王の間」に至る通路の起点である。

ここは'紀元前4年10月6日、キリスト降誕の年に当たる。


上昇通路の起点と「大階廊」の起点の年代は、30年4月7日で、キリストが十字架につけられたときを画する。


大階廊はその後のキリスト教時代を表わし、キリストの死及び復活から始まって、「王の間」に通じる「大階段」の示す1844年で終わる。


「大階段」の上から「1インチ1か月」の尺度が始まる。


最後の点は、「控えの間」の中で化粧岩として突き出ている赤い花尚岩のあるところ。


「1インチ1か月」の線をそのまま延長させて、化粧岩の中心線と交じわるところがここで、その年代は西暦2001年9月17日、大ビラミッドに刻まれた6000年の予言の終点である。


興味深いのは'右の月日が、ユダヤ民族の伝統的な新年「チスリの月(9ー10月)」とも対応することだ。


6000年がここで終わりを告げるのである。



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ピラミッドの予言年表を簡潔に紹介する。




まとめ