2012年地球は滅亡する!/並木 伸一郎
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イギリスのミステリーサークルに出現したマヤ麿「ラマト」は'人類滅亡の予兆か?


マヤ暦のrラマト」を象るミステリーサークル出現!


2006年8月15日、イギリスのウィルトシャー、イチルバンプトンの穀物畑に出現したミステリーサークルの新たなパターンを見てへ古代マヤ予言の研究家たちは驚きを禁じえなかった。


直径約60メートルのサークルの上に重なるように'差しわたし約90メートルの星型が形成されている。


そのマークには'細工ライン状の溝が縦横無尽に刻まれていた(34頁参照)。


「ラマトだ!」この形を見るなり、彼らはそう思ったという。


ラマト.......。


詳しくは後述するが'これはマヤのツオルキン暦の8番目の日2012年5月20日を指す)を象ったものなのである。


イギリス南西部の田園地帯ウィルトシャーを中心に多発する謎の刻印ミステリーサークルは'1980年前後に、初めて注目されたが以後も絶えることなく精微をきわめた見事なサークル・フォーメーションが穀物畑に出現しっづけている。


そして、2004年と2005年に、いわゆる「マヤ予言」と呼ばれるパターンのサークルが出現


2006年にも'再びそれが現出するだろうと予測されていたのだ。
〟きっと何かが起こる!


″〟マヤの予言を象る図形が現れる-・″と期待されていたのだ。


そして8月15日の朝イチルバンプトンに新しい図形が現れたのだ。


それが「ラマト」を象ったサークル・パターンだったのである。


現場に赴いたアメリカの研究家リンダ・ハウはうこれを上空から見て驚嘆した。


図:イギリスの穀物畑に出現した



図:ミステリーサークル

ラマトはツオルキン暦の8番目の日(2012年5月20idを指す)を象っている。

とりわスリ-ヂィけ何本もの細い線が見事だった。

それによって図形が3D、つまり立体的に見えるのだ。

実際に現場に立って見てみると'線の幅は約は・5センチから太くても約2 5センチ-らい。

この線の中を歩くことはできないし、仮に侵入したとしてもも痕跡を残さず'その場を離れるのは不可能だった。

あまりにも完壁だった。

その精微さと複雑ざはまさに感動ものだったという。

マヤのツオルキン暦では'1年は260日。

その中で'20個の象形文字を-つずつあてはめた20日間が繰り返される。
ラマトは〟ドレスデン・コデックス″写本の日食表では'最初と最後のシンボルだ。

日食はラマトの目で始まりへラマトの日で終わるのだという。

日食表によると最後のラマトの目は5月19日だが'2005年にこの現場に近い'ウェイランズ・スミシーに出現した「マヤンカレンダー」と呼ばれたサークルは(37頁参照)。

折りしも部分日食の真っ只中に現れていた。

その中心の三日月形は'ゼロを表すという。

マヤの占星術で'ゼロは5月20日である。

古代の-マウンドの近くに出現したミステリーサークル「マヤンカレンダー」の中心の三日月形は.ツオルキン暦に書かれた'5月20日の「ゼロの日」から始まる日食を表していたのだ。


図:2005年に、イギリス~に出現した「マヤンカレンダー」と呼ばれたミステリーサークル


ツオルキン暦の象形文字「ラマト」象形文字「ラマト」はツオルキン暦に登場する文字である。

すでに記したように'ツオルキン暦は260日を-周期とする暦である。

つまり、1から13までの数が20個の聖なる象形文字に対応しながら20回繰り返されるというものだ。

そのツオルキン暦を左から右へ数えていって第8番のシンボルが'4つの円に接し'4つの頂点を持った星形「ラマト」である(34頁参照)。

このシンボルは'マヤ人にとってどんな意味を持つのだろう。

「星」はしばしば金星の代名詞として使われてきた。

金星はツオルキン暦の中心となる立役者だった。

マヤの天文学者は金星の会合周期を584日と正確に計算してもいる。

会合周期とは物体が'地球から見て太陽を基準とする空の同じ点に再び現れるまでに要するりかく時間のこと。
つまり同じ離角に戻ることだ。

マヤ人たちは'天体へとりわけ太陽、月、金星の周期を理解するため高度に正確で大規模な観測用設備を作りへ天体の位置が繰り返す重要な位置周期を研究したのだ。

ラマト-。

それはツオルキン暦の第8番目のシンボル。

カルトゥシュ(秤)の中に描かれた4つの頂点を持つ星は〟エク″ 'つまり星を意味する。

この象形文字は接頭辞〟チャック″(偉つづ大なという意味)と組み合わせて〟チャック・エク″ '「偉大な星」と綴られることが多い。

また、「偉大な星」とは金星を指すともいわれている。

西暦800年より前にへマヤ人たちはチチエン・イナア(メキシコ南部の古代マヤ遺跡のひとつ)の天文台「カラコル」で'金星の会合周期を584日と割り出した。

それは少なくとも1400年前のことだといわれている。
マヤの科学者たちは'地球の公転周期を正確に365.242日間と算定した。

今日の天文学ではこれは365.242198日と算定されている。

マヤの天文学者は月の149か月を4400日と計算した。

ということは月の1か月は29.5302日目となる。

)これは今日の天文学で29.53059日目と算定されている。

マヤ文明研究家のホセ・アルギレス氏は'マヤ文明のルーツはおそら-地球外で'卓越した天文学的暦の知識を伝えたのは'ある使命を帯びていたからだと述べている。

「その使命とは'地球と太陽系をより大きな銀河系のコミュニティに同調させることだったと思われる。

(中略)古典的マヤへあるいは銀河系のマヤと呼ぶべきか(中略)いずれにしても彼らが遺していった鍵と暗号には彼らの目的が秘められていた。
そして彼らの科学は巧みに'1 3個の数字と20個の象形文字で構成されたツォルキンというシステムに隠されたのである」そしてツオルキンとはヘアルギレスに言わせれば無限のフラクタル調和と倍音順列の中で回転することである。

「巨石モニュメントや現存する写本へ文書などに残っている記録を見ると'マヤ人は確かに銀河の調和と地球へ月へその他の太陽系の惑星へとりわけへツオルキンの20個あるシンボル中8番目のラマト、すなわち金星の年周期との関係に造詣が深かったことが見てとれる」という。

1992年から2012年という'マヤの「ロング・カウント」の終盤の20年間を締め--るのははかでもない,この「ラマト」なのである。