地球危機01

地球危機


http://www.tv-asahi.co.jp/chikyu-kiki/

ジュセリーノさんの言葉を再度認識セねばと

掲載いたします!!


今日はTVで地球危機を見ています。

水は人類の貴重な財産であるとともに、

水は時に大変な凶器となって襲ってきます。


バランスを崩した自然はブレーキの利かない車のようなものです。


ヒマラヤの氷河が温暖化で溶けていく様子を今見ています。


ジュセリーノ未来予知ノート/ジュセリーノ・ノーブレガ・ダ・ルース
¥1,365
Amazon.co.jp





水は金より大切だ。


よく聞いてほしい。水は人類の未来の行く末を決める。

ここ数年以内に、水をめぐって大きな対立が引き起こされるかもしれない。すでに二〇億人の人々が水不足で苦しんでいる。
一九七一年以来、わたしがたくさんの警告を発したあとで、ようやく科学者たちは、貧困層が地球温暖化でもっとも被害を受けると結論づけた。

まさにわたしが言ったとおりに。
生命は水を起源としている。

組織の大半は水が占めている。まさに生命に欠かせない要素なのである。

しかし、この資源をいつまでも好き放題に浪費できるわけがない。

地球に存在する水は増えも減りもしない。

進化のサイクルは永遠にくり返されていることから、現在の水量は三〇億年前とほぼ同じだと考えられている。
水で構成された環境体系を科学者は「水界(hydrOSphere)」と呼んでいる。

地表の七〇パーセントを占めている水の大部分(九七パーセント)は塩水。真水は全体のたった三パーセントだ。

そして、われわれが利用できる河の水は、全体の〇・〇一パーセント。残り
は地下水脈や氷山、地下の奥深くに眠っている。人間の使える水はごくごくちっぽけな割合にすぎない。
この貴重な液体は今後ますます希少となる。アフリカや日本を含むアジアは深刻な危機に直面する。
おもな要因は汚染、人口増加、そして社会的格差だ。
まず、汚染により、すでに世界人口の半分ほどが、飲料水を入手できなくなっていることを忘れてはいけない。

おもに発展途上国の人々が、水から感染する病気によって年間一千万人、下痢により子供が約六〇〇万人死亡している。

これから二五年ほどのうちに、中東や北アフリカでは一人当たりが使える水は七八パーセントも減少する。

一方、同時期の地球には八五億人もの人口がいて、大半は大都市に集
中しているだろう。

人口増加は、飲料水の需要を増やすだけではない。

食糧生産も膨大な量の水を消費する。とくに、穀物と動物性食品。たとえば、夏に一トンの穀物を生産するのには二〇〇トンの水が必要だ。

水不足に悩む国々の政府が、人口安定と水供給の増加を目的とした政策を至急実行しなければ、水不足はまたたく間に食糧不足に変わってしまう。

都市化と工業化も水の需要増加につながる。

都市人口が増えれば、家庭内で水を供給する必要も増す。

工業化はさらに水を消費する。

そして、社会的格差。アフリカ大陸の国々では、一日の水消費量は一人当たり平均一一~一六リットル。

一方ニューヨークでは、真水・浄化水の消費が極端に多く、一人当たり
二一〇〇リットルとなっている。


「一〇〇ミリリットルのコップ一杯の水に、石油一バレルほどの値段がつく日がくる」


一九八三年にわたしが口にしたこの言葉は、誇張ではない。


まさに現実となりつつある。
水不足は、国家間の衝突の原因になりつつある。

人々は戦争を引き起こすリスクを背負
いながら、国境を越えて水を求めざるをえなくなる。
人類はこの貴重な液体を、戦争や衝突を避けて分かち合う用意ができているのだろうか。