いやー久しぶりにすごい映画ですね。


ドンパチはもちろんすごいです。


実際の話は意外と局地戦なんですが

テロや国同士の関係、民族問題.....巧妙に仕組まれているため見ごたえがあります。

9.11テロ、コウダショウセイさん殺害など共通する問題が見事に描かれていて個人的に非常に気に入っています。

テロの末端組織は実はアラブ民族の大家族制で、生きるために少女が爆弾を作り、少年が銃器を持ちます。

彼らの信仰心を利用するグローバルマネー。

彼らもその被害者なのかもしれません。そしていつか我々も舞いこまれる日が来るのではないかと思っています。

最後の言葉はまさにわれわれの壊れた愛を端的に表しています。

同僚のFBI捜査官をころされたジェイミーフォックスは

「皆殺しにしてやる」

最後、幽霊のような爆弾テロ犯はジェイミーに打たれて娘に言います。

「安心しろ。仲間がやつらを皆殺しにする」

そう、やられたから、やり返す。

この負の連鎖は止まらないのです。

いくらアメリカーサウジ合弁企業で融和政策をとっていても。

映画イデオン、キャシャーンのようにすべててが滅ぶまで戦うしか救いはないのかもしれません。