
電気配線工事の支払いについて、業者ともめる。解雇した技術職員Rの尻拭いをしているわけだが、書類(=証拠)がない限り認められないし、支払いもできない。直接説明をするも、英語⇔シンハラ語の通訳を介してなので、お互いに歯がゆい思いをする。電気配線に関する事故(7/4、8/11)があってから、CチーフやR姉御のチェックも厳しい。業者との間に立たされて辛い立場である。
新しい現場のG寺院に向かう(写真)。既存の仮設住宅の隙間をぬって建設する(8/11参照)ことや、僧侶の気まぐれの意見に振り回されて、配置図の変更をすること計8回。人手が足りないので、Water/Sanitation担当で採用したS氏(8/1)にも現場に出向いてもらう。現場で合流した後、Kalutara事務所でS氏と排水溝の打ち合わせをする。
自分の父親世代の彼に、“Sir”とか”Boss”と呼ばれると背中がかゆいが、立場上、習慣上、仕方がないようだ。Kalutaraの現場8ヶ所について、それぞれ対応策を検討する。水まわりについて自分は全く素人なので、彼の意見を採用する予定だが、Cチーフに説明する前に疑問点は解決しておかないといけないので、詳細まで質問する。
打ち合わせ後、S氏より「Water/Sanitation担当で採用されたのに、対応が違う」という話となり、「人手不足で、現場での作業にも加わってもらいたい。給料は少し上乗せするから、少々堪えてほしい」と応答する。すると、「自分は、津波被災者のために何か手伝いたいと思って、ここで働いている。3人の子供は独立し、年金も十分にある。金が問題ではない。」と穏やかに話された。金で解決しようとした自分の思い上がりを恥じる。