切望していた技術職員がアメリカから今月末に来ることになった。しかも4人いっぺんに。彼らの上に立つようにと休暇中のCチーフからメールが届き、気が重い。そこまで信頼してもらっているのか、試されているのか、少々不安である。

昼に、RedRというNGO機関に採用され、再びスリランカに戻ってきたP師匠と食事をする。近況から、仕事の話、将来の進むべきに方向について、助言してもらった。

うちの機関が建てている仮設住宅の数がそろそろ3千戸に達成するので、広報担当にどの地域で3千戸目を祝うイベントを行うか意見する。

夕方より国防省(Ministry of Defense)で国レベルのShelter Coordination Meetingに参加する。R姉御の代役というと聞こえが良いが、大ボスのカバン持ちという表現がぴったり。普段着で参加したものの、テレビカメラや新聞記者も同席する公式なものと会場で知り、正装してくればよかったと少々後悔。

政府やUNHCR(国連高等難民弁務官)の統計によると、必要とされている仮設住宅数5万5千戸はすでに達成されている。新たに作る必要はなく、既存の仮設住宅の改善、飲料水・トイレ・排水溝の管理、健康管理などの懸念事項について話し合われた。政府が一応の主導権を握っているものの、海外諸国や国際機関の支援なくしては、何も実現されないので、微妙な関係が保れていることを感じた。

会議後にホテルでのレセプションに招かれたが、現場担当のSさんより仕事の相談電話が舞い込み、仕方なく事務所に戻る。