
職場の広報担当と生計支援担当に依頼を受けて、彼らを現場に案内する。住宅を建てることばかりに気をとられていたので、何気ない質問に気がつくことも多かった。仮設住宅の建設が一段落すると住民の生計を支援するためのプロジェクト(ミシンや魚網の提供、職業訓練など)が始まる。それにしても、現場にハイヒールはないやろう。
現場以外の非公式避難所にも案内する(写真)。ここの住民の多くは、津波後に、自らが生活再建するという約束で、政府の給付金を受け取ったので、公式の避難所や仮設住宅には入居できない。しかしながら、何の支援もしないわけにはいかないとの配慮から、うちの機関がテントを提供したが、政府が認めていない以上、彼らのために建設行為をするわけにはいかないので、月日だけが過ぎている。
今週月曜に訪れたMataraの現場で作業していた下請業者が、昨夜の作業後から何の連絡もなしに消えた、と連絡が入った。請負業者が支払う賃金が低い(=請負業者がマージンを取りすぎている)ことに対する行為かと思われるが、一報を聞いたときは耳を疑った。
今日はよく電話がかかってくる一日だった。