
昨日の集会所の図面の続きをする。
先日私が訪れた現場の建物が図面と違う理由を、現場担当のD君に調べてもらっていたのだが、うちの職員が勝手に工事内容を変更させたことが原因とわかる。担当者に注意する。
昼からは、たまっていた写真やメールの整理をする。この写真は、配置図を書いていた仮設住居の現場で昨日撮ったもの。これまで描くこと、建てることに集中していたが、仮設住宅でよいのか、いつも疑問が残る。今建てている仮設住宅は、25㎡ほどの木造平屋で、1戸当たり労働者3~4名、4日程で建つ簡素なものである。スリランカ政府の指導で、一戸あたりの予算が400USドル程度と抑えられているので、いくら物価が安い国とはいえ、ヤスブシンの住居である。(津波被災者とそうでない貧困者との差をあまり設けたくないことが理由らしい。)水道や電気設備はなく、電気設備は他団体より供給され、水は、住宅近くに給水タンクを設置する。
避難所において、3m×4mのテントに2家族が暮らしている現状と比べると、仮設住宅の生活のほうが良いことは当然であるが、都心部のコロンボ周辺では、市民グランドや学校の運動場に建てているので、数年後には移住しなければならない。しかしながら、被災者らが移住先を見つけられる目処はまったくたっておらず、結果として永住するのではないかとの噂もすでに流れている。問題の先送りと言われても仕方がない。
友人よりお茶漬けなど日本食の入った荷物が届きに小躍りする。夕方から職場が例のごとく停電になったので、早めに帰り、早速頂く。ハウスメイト(同居人)のD´君が皆にセルビア料理を振舞ってくれた。