早く弾ける人と、弾けない人の差は何か？
一定以上のスピードは出せるけど
壁を越えられない理由は何か。
原因はいろいろありますが
一番の問題は「力みすぎ」です。
弦の1音の1押しを、思いっきり力入れてしまうと
どうしてもスピードは出ません。
というのも最初の段階で
多くが力んで抑えるからです。
脱初心者くらいの時に早弾きの練習に移行しても
一つ一つの動作が強すぎて
フォームも硬くなり、指も痛くなります。
速弾きは脱力です。
というかギターには力みはいりません。
力まないと音が出ないわけじゃないです。
一度、自分のギターで弦を押さえた際に
どのくらいの力で音が出るかを確認してみましょう。
意外とそっと触っているくらいでも
ピッキングしたら発音されると思います。
※異様に弦高が高いと、押さえる力も必要になりますので
メンテナンスはしましょう。
実は、押し弦で音が出る最小の力こそが
速弾きで必要な指の力です。
ド根性で力んでも早く弾くことはできないです。
速弾きに必要なのは
もどかしい最小の力で連続して
弦を押して運指することです。
最小の力をコントロールするのって
力むより難しいので
ゆっくりと慌てず、スローテンポから
指にそのタイミングとか力加減を意識して
体に感覚としてなじませるように練習しましょう。
その際にピックの先端の動きは最小限に、
左手の指もバタバタせずに押弦の際の
弦と指の間も最小限で移動させて
一切の無駄な動きを排除します。
大ぶりのパンチじゃなく、
ジャブみたいに最短ルートで音を出していくイメージです。
たとえば、理想としているギタリストがいたら
その動画を見て
ピックの握り方、フィンガリングで指の立て方
色々研究して、そのままマネするのが近道でもあります。
そのフレーズを弾く手と同じ形や動きは
とても理にかなっていますので
マネは速弾きに一番の近道であると思います。
■まとめ
速弾きは「脱力」
無駄な動きや、無駄な力みを排して
最小限の力でゆっくり練習しましょう。
これまで力みすぎていた指を
今度は力まずに押弦するのは
また別の筋肉を使いますので
その部分を鍛えましょう。