内装工事中の、狭山市・S邸。
・・・これは、なに？

少々ゴツい手に載っているもの、鳥の巣ではありません。
これは「ワラ（スサ）」。
何に使うかといいますと、

室内壁の珪藻土塗りの様子です。

このワラを、珪藻土に混ぜて塗るのです。
（職人さんたちは「草」なんて言ってます）

技拓工房で「珪藻土」といえば、
日本ケイソウ土建材の「エコクイーン」。
ケミカルな接着剤は一切入っていない、まさしく「珪藻土」。
珪藻土の特色の「呼吸し調湿する」効能を十分発揮する素材ですが、
（接着剤は調湿効果を妨げます）
何の接着剤も入っていない分、
「ひび割れ」には少々弱いです。

これを補うためにワラを入れるのですが、
効能だけでなく、景色としてもなかなか趣のある仕上がりになります。
また経年で中のワラがだんだん表に現れてくるようで、
その変化も楽しめます。

当社事務所の内壁です。
（塗板見本みたいな写真になってしまった）
８年が過ぎ、貫禄が出てきました。笑

このS様邸のリビングも、
年月とともにどんな趣になっていくのでしょうか。
自然素材には「育ってゆく」楽しみがありますね。

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