自主休校最終日。
最終日はかねてから美術館か博物館に行くと決めていました。
平日の午前中、子どもが少ない貴重な環境。
学びの場としても最適な場所だからです。
選んだのは美術館。
家からも比較的近く、車で移動しました。
子供も理解できそうな企画展だったので、
長女・次女共に展示内容も素通りせず
一つ一つ観ていました。
前まではすぐつまらないと言ったり
はしゃいだりしていたのですが、
興味を持って鑑賞することを覚えたみたいで
成長を感じることもでき
行ってよかったと心から思いました。
子どもたちから
「美術館に行ったこと、学校のおともだちに話していい?」と聞かれて条件反射で
「言わない方がいいと思うよ」と答えてしまいました。
でも後から考え直し、子どもたちを呼んで
「さっき、言わない方がいいと言ったけれど、やっぱり自分で考えてみて決めなさい」
と話して、言った場合相手がどう捉えるかを考えてみなさいと投げかけてみました。
子どもたちは
「学校を休んで遊びに行ったんだと思われちゃうかも…」
一方で母はこう付け加えました。
「お母さんは学びの場として、今のあなたたちに必要だと思ったから連れて行きました。遊びに行った訳ではないというのがお母さんの考え。だからあなたたちも行ったことは悪いことではないと思うよ」
ただ事実を話すことで相手にどう思われるかということを考えること。言う、言わないは本人次第だけど嘘は絶対につかないこと。
子どもたちは神妙な面持ちで聞いていました。
どう判断するのかはわかりませんが
これからはひとつひとつ親の言いなりではなく
自分自身で決めていくようになってもらいたい。
思いがけず子どもたちと話すことになり、これも休校中がもたらした実りの1つかもしれません。
さて、学校の準備を始めます。