一昔騒がれた偽装派遣にかわり、最近は偽装出向社員

というものが多くなっています。

所属会社は人材派遣会社で、給料もそこから出ますが

出向先の現場で指揮命令を受け残業もします。

出向先とも契約があり二重の雇用関係があるのです。


出向先は正社員を抱えたくないが、直接指揮命令はしたい。

何かあったら出向解除の上、所属会社からも解雇したい

という目的のために法の不備を狙って編み出された第二の

偽装派遣です。


一応社員という形は持っていますが、多くの会社では

自社で現場を持たず、もっぱら出向先の現場に依存するため

人が余ってくると真っ先に解雇対象となります。


その他、出向先でも勤務時間数は一応管理するものの、

所属会社の勤務時間には反映されず基本的には残業しても

一円も付きません。


簡単に言うと毎月定額を安定してピンハネするシステムと

言うことです。

送り出したら後は知らない、でもピンハネだけはする。


働けば働くほど所属会社は儲かり、偽装出向社員は疲弊する

そういうシステムです。


勤務時間が月あたり140から180時間内であれば時間外手当

が出ないシステムになっているような会社は、偽装出向の

疑いが非常に大。


そのほかの特徴としては、祝日出勤は先述の勤務時間に

反映されないため祝日が多い月に勤務しても時間数範囲内に

収まってしまいこれまた1円にもならないことがあります。


さらに問題なのは出向自体が特定条件においてのみ有効

なのに対し、派遣会社を名乗っているところが行っていることです。

これは明らかに出向に偽装した派遣以外の何者でもありません。


出向先でまた出向、さらにその先で出向とピンハネの4段重ね

というのもよくありますね。


偽装出向をやるのは出向元だけではなく、受け入れ先である

出向先会社もグレーゾーン(限りなく黒い)ことを承知して

いるため外部秘にしています。


求人をよく見てください。

どこにも出向の文字はありません。

法律上記載義務がないからです。

見た目は普通の求人ですがその会社がその求人した業務を

行っているのか確認するのは困難です。

入社してから自分が売りとばされたのがわかるようになっています。


昨今どこもかしこも人材派遣会社でしょう。

設備費も教育費も何もかからずリスクはないのにピンハネは確実。

「派遣業」まだそう書いてある会社はましな方です。

なぜって派遣業登録している会社は派遣業法の管理下に

ありますからいいのですが偽装出向をやっているところに

かぶせる網はないが故に現状はやりたい放題なのです。


とりあえず今回はここまで。