冷え込む消費に風穴をあけようと「無料」を謳う商品やサービスが増えているという。

「無料」をビジネスモデルに積極的に取り入れる「日本マクドナルド」はコーヒーのメニューを大幅に増やすという新たな戦略を発表した。
カフェラテ・カフェモカ・キャラメルラテ・・など7つの商品を投入するという。(ライバルはスタバか?)

マクドナルドといえば夏以降、全国各地でレギュラーコーヒーを無料で配るというキャンペーンを行ったことがあった。結果は来店客が増え、9月の既存店売上高は前年比0.8%UPしたという。
そこで無料の効果が目に見えたため、今回の新製品では都内の既存店舗で一部時間帯を除いて新商品のコーヒーだけを無料配布し、他の商品は一切おかないという試みを行ったという。
コーヒーを無料サンプリングで頂けるとなるとつい行列の後ろに並んでも欲しくなり、またその印象が強く残るため、その後も通って購入してしまうという心理をうまくついていると思う。

また、携帯電話のメールが無料になるプランを、au、ドコモ、ソフトバンクが相次いで発表した。
しかしこの「メールプラン」は通話料金は高めに設定してあるため、通話時間が長いと割高になるという。

ロンドンでもある有料の夕刊紙を無料配布に発行形態を変更したところ、発行部数が伸び広告収入も増えたというニュース記事があった。
しかし無料化したことで広告スペースが増え、新聞自体の質が落ちたと感じる市民もおり、有料でも購入していた市民にとって良かったのだろうか?

無料化を長期的に行うと、消費者にその商品が安物として受け取られ、ライバル企業も「無料化」に参入すると結果として業界全体が利幅のない儲からない業界になってします。
ジーンズなどが記憶に新しいと思う。ある会社が安売りジーンズを発売し、大手が参入。専門店は利幅が少なくなり、一人勝ち企業が生き残るといった構図だ。

「無料」期間を短く設定し商品普及の期間と割り切って、ついで買いなどで「有料」商品に結びける努力は、利益追求する企業にとっては欠かせない。
そのバランスをどうとるかの戦術は難しい。

タダで貰ったからには、「申し訳ない」「何かお返しをしなければいけない」という気質が我々日本人にはあるという。

こういった意識は無料化戦略の追い風になるのだろうか?
先日テレビニュースでも取り上げられていましたが、最近非常に目につくPB商品(プライベートブランド)について綴ります。
通常、PB商品(プライベートブランド)とは、価格をナショナルブランドより安く設定してますよね?
PB商品をメーカー品の隣に陳列して価格の安さで消費者に差をつけていることって特に珍しいことでは無くなりました。
私も価格を比較して安価なPB商品の方を買い物かごに入れてしまうことが多いです。

ところが、成城石井のPB商品はちょっと違うようです。。。

それは・・付加価値を付けて価格を高く設定しているようです。
例えば、「ゆずポン酢」では・・・

ゆず・・・高知県北川村産
昆布・・・北海道産真こんぶ
かつお節・・・鹿児島県枕崎産

このように「こだわり」をもったPB商品を製作しナショナルブランド商品より価格を高く設定していても、断然売れているようだ。(PB商品 550円、メーカー品429円 同店価格)
安さを求めた通常のPB商品とは逆の発想である。

店内でPOP広告を作成した店員が直接顧客に話しかけ、ストーリー性を持たせた接客を心掛けることで消費者ニーズをすくい上げて商品開発につなげる。こうして他にない商品を作り上げ高い価格を付けても売れる。そして利益も上がる。
まさに小売業の原点に戻っての発想である。

つい安い商品にばかり目線がいってしまいがちだが、良い品物(求めている商品)であれば少々高い価格でも買われるであろう。

聞くと同社は年間1,000商品以上を自社開発しているそうだ。
同規模スーパーの5倍以上のバイヤーが活躍しているそうだ。。。