台風は接近しているというのに彼女は僕から離れていった

台風12号、大阪に接近中。
彼女、免許合宿のため2週間岡山へ。


｢初日くらいは平気だろう｣と 鷹をくくっていたらいきなりちょっと寂しい。


しかし｢会えぬ日々が、愛を育てる｣とか諸葛亮あたりが言っていた気がするので耐える。
さあ育て愛よ!そして立派に独り立ちするのだ!


初日から乗車しているらしく、なかなかメールが返ってこない。

僕の愛が独り歩きして帰ってこない。
風もだいぶ強くなってんだから早く帰ってこーい。



彼女が僕の部屋にシュシュを忘れていった。

僕の大好きな、彼女の香水の残り香。



これがあれば2週間頑張れそう。

玄人ぶったところでしょせんは素人なのだ

昨夜。


｢挿れていい?｣


さあ言った俺!



さあゴムかぶせようとしたその時!



ｵﾔ…?ﾀﾀﾅｲﾅ…


そこで
彼女にパンティの上からシコシコしてもらい


ﾋﾞﾝ!



よしかぶせるぞ!


しかし!


ﾌﾆｬﾝ…


もう一度お願いします…(シコシコ)



しかし



ｵﾔ?ﾀﾀﾅｲﾅ－?(泣)





非処女の彼女はこの状況を察してなでなでしてくれました…(泣)


非処女なのは正直ショックというか昔の男に嫉妬してしまうがそのへんの知識(とおそらく経験)があって助かったのは確かである。



疲れてたからかな…(泣)
あんまりメシ食べられてないからかな…(泣)
前戯長すぎたかな…(泣)


とにかく我が記念すべきグラジュエーションはお預けとなってしまったのである。





うわあああああちくしょおおおおおお

なにもかも思い通りにはならないけれど

自分のこれまでの人生と他人のこれまでの人生を比べるなんてすごく愚かなことだと思う。


でもどうしても比べずにはいられなくて、そして自分の人生を呪わずにはいられない。



今日は彼女に秘密ですごく申し訳ないことをしてしまった。


そして表面上しか見ていないけれど、彼女の人生がとても羨ましく思えた。


すごく嫉妬した。


人の過去って詮索するもんじゃないなと思った。

それが彼女ならなおさら。
自分も傷つくし、相手も傷つける。



彼女の過去も未来も全部受け止めなきゃいけない。

まだまだ一緒に過ごした時間が足りないけれど、
本気で好きだから。
ずっと一緒にいたいから。




彼女と結ばれて2ヶ月。