ここにあるしあわせ。はじまりの夜明け。 | 読むリトリート * いのち と ひかり * ヨーガと瞑想『ほし と うみ』
部屋が片付いていないと
探しものがみつからないように
じぶんが整っていないと
ほんとうは何を望んでいるか
わからなくなることがある。

いちばんそばにいる
じぶんのことでさえ
そうなのだから、
子どもが
相手が
ほんとうは何を望んでいるかを
知ること 感じとることは、
時々とてもむずかしい。

それでも
完璧じゃなくていい。
なにが正解なのか
わからなくたっていい。
答え合わせはずーっと先で、
丸つけをするのは子ども自身だ。
親が丸つけをしてあげられるのは
夏休みのドリルくらいなもので、
子どもたちは とっくに
それぞれの人生を生きている。

これでいいのかと
考える日 悩む日も
もちろんあるけれど、
子どもたちと
笑いあえる瞬間
心から
だいすきだよと言える瞬間
子どもたちと
またほかの大切な人たちが
笑いあっているのを見ているとき
ああ
これでいいんだ
と、何かがほどける。
しあわせは
理想のなかや
過去にはなくて、
いま ここに。
この手で
この目で
感じられることが、よろこび。
また あたらしい
尊い1日がはじまる夜明け。

