こもれび がすきだ。
木々にかこまれて
空を見あげると、
いつだってそこに
陽の光は降り注いでいること
枝や雲に視界が覆われていても
いつかは風がそよぎ
また光が射すこと
すべてのものは移ろい
それでも
移ろいの そのなかに
決して移ろわないものがあること
いっぱいいっぱい
こもれびが教えてくれる。
昔ちょっと好きだった年下の男の子が
「何でもすぐ替わりのきく時代だから、
変わらないものを大事にするのって
なんか良いじゃないですか」
って言っていたのを思い出す。
移ろう光の波のなかで
変わりゆく日々のなかで
変わらず抱きしめたいものを
わたしたちはどれだけみつけられるだろう。
これ↑↑ 2年前に書いていたことばたち。
年下の男の子。は、
さらにその10年前の出来事ですが
今さらながら、いいこと言うね。笑
とても繊細で
じぶんにまっすぐで、
字の綺麗なひとだった。
いまでも、
彼の言葉とともに
少年のようなはにかみを思い出す。
少年のようなルックスに、
老夫のような佇まいの
ふしぎな男の子だった。
もうお互い良い歳のおとなだけれど、
この言葉はとっても良い思い出。
彼とは恋愛関係にならなくて、
それがほんとうによかった。
どこかで元気にくらしているかな。