これは わたしの、たからもの。




“Baby Book” と言って、
大体うまれてから3歳ごろまでの
子どもの写真を貼ったりコラージュしたり
自由につくるアルバムみたいなもの。


息子がうまれたときに
おしゃれなお友だちから頂いて、
はじめてBaby Bookの存在を知りました。





なかは白紙じゃなく
絵本や詩集のような仕立てになっていて
眺めてるだけでもほんとうに素敵です♡








これ↑は詩と挿し絵のページに
息子の手足型とシールを追加したもの。
詩も一篇ずつがほんとうに心にしみます。




そんなわけで
すっかり気に入ってしまい。



そのあと娘の分を購入し、
引きつづき愛用しています♡
(秋に5歳になるけど、娘のはまだまだ作成途中。笑)





このBaby Bookには
挿し絵や詩のページだけでなく

“おでかけ” とか “はつぜっく” とか
テーマ別の写真コーナーもあるのですが

そのなかに


“なきがお”


というテーマもあって。



このテーマがあるから、と
泣き顔の写真も撮って貼ってあったので
先日あらためてページを繰ってみたら



泣き顔がすっごく、
いとしかったのです。




当時はきっと、
ぐずられて困るなあ とか
また泣いちゃったよ とか
疲れてるのにイライラするなあ とか
思ってて


写真を撮ることでなんとか冷静に、
なんとか すこしでもたのしく、と
苦心してお世話してたはずなんだけど



いまとなっては、

笑顔の写真よりも
泣き顔の写真のほうが、
なんだか いとおしさがこみ上げてくる。





ちからいっぱい
いのちいっぱいに、
生きているエネルギーを感じるからかな。



(これは息子がうまれた直後の写真。
めっちゃ赤くて、めっちゃ大声で泣いている。笑)





それで、ふと
だいじなことを思いだした。






ああ、わたしは

喜怒哀楽
どんな感情も
あらゆる感情を
のびのびと、じゃまされずに表現できる

そんな家をつくりたかったし
そんな子育てをしたかったんだった。





そう思いだしたら

最近困っていた息子のことも
すっ、と腑におちた。





息子はよく怒るし、よく泣く。

なにもガマンなんてしない。

「ガマンできないー!」
って言って泣くから。笑




小学生になって、

朝思うように遊べないとき。
面倒くさい運動会の練習を毎日すること。
じぶんの美意識どおりの作品を作れないとき。

息子は毎日よく怒り、よく泣いてる。
正直、おとなが疲れることもしばしば。




あたまでわかっていても、
気もちが追いつかないたくさんのこと。


多くの子どもやおとなが
―そういうもんだ。
―そうあるもんだ。
と目を伏せてしまう、日々のたくさんのこと。


それらをごまかさずに
からだいっぱいに
いのちいっぱいに、
いまでも息子は表現しつづけているんだなあ。





そして それは、
じつは わたしがずっとしたかった
子育てそのものだったんだ。


こころの奥で
ずっと願っていたことが現実になり、
いま息子は、そんな家に生きている。




それだけのことだったんだ。





それなら、
ぜんぶ うまくいっていたんだね。





次男坊の分も、買い足しました♡




わたしのつくりたかった家。
わたしのしたかった子育て。



のびのびと、
まっすぐに。



子どもを信じて、 
じゃまをしないように。





あらためて、原点回帰。