私が確認したもっとも新しい例は、大分県原田遺跡の六本柱竪穴建物である。
長径一〇メートル余りの竪穴建物の六本柱の柱穴は径一メートルに近い。
そして、各主柱に接して支柱穴がある。
これが同時存在で床束であるならば、パプア・ニューギニアの高床建物と同じだと、
調査担当のM内さん(大分県教育委員会)に冗談半分で言った。
両者の系譜関係は不明だが、建築技術は同じ可能性がある、と思った。
今回、スンバ島で同じ技術を確認し、それが中国の雲南省と貴州省、
両省の建築技術にないとすれば、
同一技術の分布と系譜を追究する歴史的理由が出て来たように思う。