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我が国最大の前方後円墳で、“百舌鳥耳原中稜”は“もずみみはらなかのみささぎ”と読みます。
日本書紀によれば、この古墳を造成している最中に、野から鹿が走り出てきまして、
急に倒れたのだそうです。周りの人達が怪しんで近づいてみますに、その鹿の耳の中を食い破り、
百舌鳥(もず)が出てきて飛び去った…ということから、このような名前が付いたとか。
なんだか、あまりありがたい話とも思えないのですけれど・・・(^^;

全長480m,前方部の幅305m,後円部の直径245mで、周濠を含めますと東西656m,
南北793mという大きさです。1周2850mのウォーキングロードが作られています。

天皇陵とされている古墳は、宮内庁管轄下にあり、一切発掘も出来ないことになっていますが、
コチラの古墳の場合、明治5年に前方部正面の第二段が少し崩れてしまいまして、その際、
石積みの竪穴式石室が発見されました。そして中からは、立派な長持型石棺や金銅製の甲冑・
刀剣の断片などが確認されたとのこと。すぐ元通りに埋め戻されたそうですが、
その前に精密な模写がなされまして、内部の状況はかなり具体的にわかっているそうです。

なお、場所ですが、JR阪和線百舌鳥駅から余裕で歩ける距離にあります。