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かつては足尾、別子と共に、日本三大銅山の一つに数えられ、
“不夜城”とも言われるほど活気があったという小坂。
最盛期の人口は三万人で、秋田県下では、秋田に次ぐ規模を誇っていたそうです。

すでに鉱山も閉鎖された現在、街へ行っても、かつての活気は想像出来ないほど
“のんびり”した時間が流れていますが、培った精錬技術はいまだ小坂に健在。
大館との間を結ぶ小坂鉄道も、平成六年九月末限りで旅客営業こそ終了してしまいましたが、
貨物輸送は続いており、鉄路は今も維持されてます。

さて、その小坂を観光するなら、まずはアカシア並木の「明治百年通り」へ。
もともとは、小坂がひどい煙害に見舞われていた際、そんな環境でも育つ…という理由から、コレが
街路樹に選ばれたそうですが、今や「かおり風景100選」に選ばれるほどの場所となっています。

そして、日本最古の芝居小屋(明治43年落成)であり、今も公演などに使われている「康楽館」、
洋館の意匠を凝らして明治38年に建てられた「小坂鉱山事務所」も、この通り沿い。
見学されるなら、近くにある「郷土館」との三館共通券がお得です!

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写真上:明治百年通り
   中:康楽館
   下:小阪鉱山事務所