先日、あるお坊さんが、東洋の「龍」と西洋の「ドラゴン」との違いを解説していました。。。
なかなか聞く事もない内容と思うので、ちょっとご紹介しておきます。

東洋の「龍」は、自然を支配するもの、雷や雨をもたらすものであり、仏教では“守護神”と
位置づけられているそうです。胴体は蛇,ヒゲは鯉,手は鷲,角は鹿,耳はコウモリ…といった
感じで、具体的なパーツの由来は諸説ありますが、ともかくもいろいろな動物の良いところを
組み合わせたのが「龍」なのだそうです。これは“龍の上に観音様が乗っている絵”に喩えられる
そうですが、「行き先のわからないもの(=自然を支配するもの)を乗りこなす」ことが、
運命を切り開くためには肝要。仏教における“行”の多くは、そんな境地に至るためのものだそうです。

それに対して西洋の「ドラゴン」は、“サタンの使い”といった位置づけ。基本的に悪いイメージの
ものであるようです。“予測つかないものは敵”という発想があったのではないか、、、とのこと。

このように、「龍」と「ドラゴン」とは、その位置づけが全く異なる関係にあるようです。
まぁそれがわかったところで、何ら日常生活に変化があるわけでもないですけれど(^^;