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EF63形とは、かつて信越本線の横川-軽井沢間で活躍していた電気機関車です。
碓氷峠を通る列車に連結され、急勾配の上り下りを助けていました。
“峠のシェルパ”の愛称で親しまれ、碓氷峠の鉄道写真に欠かせない存在でもありました。
横川駅では、その連結時間を利用して、ホームで名物駅弁「峠の釜めし」
http://www.oginoya.co.jp/
を買い求めるお客さんも数多く見られたものです。

しかし、平成9年の長野新幹線の開通で、横川-軽井沢間は廃止。
EF63形も、惜しまれつつ現役を引退したのでした。

しかるにその後、その貴重な電気機関車を体験運転できる施設が建設されたのです。
横川運転区跡地に建設され、平成11年開園した体験型鉄道テーマパーク「碓氷峠鉄道文化むら」。
ここで1日の講習を受け、修了試験に合格すると、体験運転資格をもらえるのです。
あくまで「碓氷峠鉄道文化むら」のEF63形(“遊具”としての扱い)を運転できるだけの資格で、
いくら運転しても機関士免許がとれるわけでもないのですが、
 「運転士になりたかったなぁ。」
という過去の夢に破れた人達など、動かせるだけでもかなり満足しているようです(^^)

ちなみに、運転資格が取得できるのは18歳以上。
運転に際しては、同乗している指導機関士の指示に従うこととなります。

私が体験運転資格を取ったのは昨年11月なのですが、まだ動かしたのは1回だけ。
もちろん電気機関車の原理も把握しきれてないですし、緊張しつつ指示を頼りに動かした覚えが。。。
おそらくは運転回数を積めば積むほど知識も増え、またそれが魅力になるのかと思いますけれど、
その初回以降、なかなか横川まで出向く機会を作れずいます。

それにしても、重さ108トンの“遊具”というのはスケールでっかすぎ・・・。
おそらくは、日本一大きな“動くオモチャ”かと(^^;

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碓氷峠鉄道文化むらHP
http://www.usuitouge.com/bunkamura/index.html