ルーシア「…どういうこと!?ジョルト!!」
ジョルト「…わからない。急に意識が引っ張り出されるように『表』に出された…。そして今は身体の中に『ディオール』を感じないんだ…!」
誰もが何が起こったのかを理解していなかった。
突然ディオールはジョルトへと変化し、ディオールが『ジョルトの中』から消えてしまったという…。
ジョーカー「心配することはない…。『ディオールの記憶』を少し借りるだけだ…」
『借りる』…?ジョーカーは右手に全面が黒いサイコロのような物を持っている。
さっきまではなかったはずだが…。
ジョーカー「…この黒い『キューブ』がジョルト、おまえの一部である『ディオールの記憶』だよ…。『記憶』は人格を形成する…。つまりこれが『ディオールの精神』というわけだ…!」
ジョルト「ディオールが奪われた…?お前のスタンド能力か…?ジョーカーッ!」
ジョルトの力強い言葉とは裏腹にジョーカーは静かに答える…。
ジョーカー「…半分正解、半分不正解だよ、ジョルト…!スタンド能力ではあるがおれの能力じゃあない…。なあ『ホープ』…!!」
…!?
ルーシア「…!?ホー……プ…!?」
いつの間にだろう…。
遼太郎のすぐ後ろに淡いグリーンの瞳をした少年が立っている。
少年と言っても高校生ぐらいのようだが…。
遼太郎「…!?誰だ…!?お前は!?」
ホープ「ほら…避けてみなよ。あんたの無敵の『スタープラチナ』でさ。フフフッ」
チャッ
突然、至近距離で少年は銃を構え、遼太郎に向かって撃った…。2mはないであろう距離で…。
ガァーンッ!
ジョルト「遼太郎さんッ!」
遼太郎「クッ!『スタープラ……。…!!……う…ッ!」
…あっけなく遼太郎は腹に真っ赤な穴を開けて倒れてしまった。
ルーシア「…遼太郎さんッ!?…ホープッ!あなたホープなのよねッ!?なんてことを…!」
あまりの至近距離でスタープラチナは銃弾を防ぐことも出来ず、遼太郎は簡単にも銃弾を腹部に受けてしまったのだ。
倒れた遼太郎の元にジョルトが駆け寄る…。
ジョルト「…遼太郎さんッ!大丈夫か!?…どうして『時を止めて』防御しなかったんだ!?あの距離なら拳で防げなくても時間を止めさえすれば…」
遼太郎「…クッ。気をつけ…ろ、ジョルト。わたしは時間を止め…なかったんじゃあない…。『時間…を止めれなかった』ん…だ…」
ジョルト「…なんだって?」
苦しみながら遼太郎が話してくれた言葉はジョルトには謎でしかなかった。
ジョルト「…しかし、今は遼太郎さん、あんたの傷を塞ぐ…ッ!『チェンジ・ザ・ワールド』…ッ!…ルーシアッ!傷が塞がるまで少し時間を稼いでくれ…!」
ルーシア「…え?いったい何がどうなってるの?ホープ、あなたなんでこんなことを……」
呆然と立ち尽くすルーシア…、そして右手に銃を持ち静かに微笑む少年『ホープ』…。
ホープ『久しぶりだね、姉ちゃん…。オレ…やっと戻ってこれたよ」
ルーシア「今まで一体何処にいたの!?…どうして遼太郎さんを…答えて…!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ホープ「ごめんよ、姉ちゃん……。姉ちゃんもここで…死んでもらう…!!」
…!!
ホープの後ろから漆黒の色をした『スタンド』が静かに現れた…。
To Be Continued
