酒と泪とホルンと・・・ -8ページ目

見上げてごらん夜の星を

見上げてごらん



♪ 見上げてごらん 夜空の星を

   小さな星の 小さな光が

   ささやかな 幸せを 歌ってる


20年前の日航ジャンボ機墜落事故。

ご存知の方も多いと思いますが

坂本九さんが乗っており、

帰らぬ人となりました。

まさに、夜空の星になってしまいました。


この名曲を今では

平井堅や槇原敬之がカバーしています。


オリジナルの坂本九バージョンは

降るような満天の星空。


平井堅バージョンは

一番星が美しく輝く夜空。


槇原敬之バージョンは

寒い冬の夜空の下、

優しいパパが息子に語りかけている。


それぞれ、こんなイメージでしょうか。



ホルンで吹くと、

同じメロディーが何度も出てくるため

どうしても単調になりがち。


メロディーがとてもシンプルなので

味付けが難しいです


たっぷりと息を使い唇をよく振動させて、

いい音色を研究するのには

もってこいの曲です。





埴生の宿

埴生


「おーい、水島! 

  一緒に ニッポンに帰ろう!!」


覚えてますか。

映画「ビルマの竪琴」


中井貴一演じる水島上等兵が

僧侶の姿となって

ビルマの竪琴で弾く曲が

埴生の宿です。


もう20年も前の映画ですが、

私の脳裏にはあのシーンが

鮮明に焼きついています。


実はこの埴生の宿。

正確には日本の曲ではありません。

イギリスの曲です。

日本では明治時代から

唱歌として歌われているようです。


ちなみに

「埴生」とは

「みすぼらしい小屋」

という意味。


ちいさくてみすぼらしい家だけど、

あったかい我が家だよ

という意味です。


あのシーンには

これ以上ない

ぴったりの曲ではないでしょうか。


ちなみに、ホルンで吹くと

音域が低いため暗い感じですが、

響きと唇の振動具合を確認するのに

いい練習になりそうです。


それにしても、

譜面は単純なのですが、

いい演奏をするのは

とっても難しそうです。





未来へ

Kiroro, 玉城千春, 重実徹
未来へ

♪ ほら  足元をみてごらん

   これが あなたの歩む道

   ほら 前を見てごらん

   あれが あなたの未来


Kiroroの代表的な曲です。

1998年にリリースされ

もう7年も経ちますが、

卒業式などでも

よく歌われるようです。


すがすがしい

風を感じる1曲です。


ホルンで吹くと

High Dが何度も出てくるので

ちょっと苦しいです。

Kiroroは音域が広いですね。


それにしても、

歌詞の「足元を見てごらん」の「あしもと」が

はしもと」に聞こえてしまいます。


一度意識するのもう頭を離れません。

「橋本を見てごらん」

って別に知り合いに橋本さんはいないのですが・・・

槇原敬之

槇原


マッキーこと槇原敬之 のコンサート、

cELEBRATION 2005に行ってきました。


目玉はなんといっても

オーケストラとのコラボレーション。

合唱も含めた、大規模なコンサートです。


前半はオーケストラの響きを生かし、

バラード系の曲を集め、

しっとりとした雰囲気。


後半は合唱も加わってのお祭り騒ぎ。


最後は

1万人の超満員のお客さんが総立ちになり、

大変盛り上がりました。


残念だったのは

ホルンの音は

ほとんど聞こえなかったこと(泣)


オケの音もマイクを通しているのですが、

弦楽器がどうにか聞こえるぐらいで、

ホルンと木管は・・・


まぁ、しょうがないですね。


そんな中でも

4人のおじさん?!がホルンを吹く姿は

やっぱりかっこいいのです。


1万人の中でホルンに見とれていたのは

私1人かもしれません(笑)


多分、トップを吹いていたと思うのですが、

様々なアーティストとのレコーディングで活躍していらっしゃる

藤田乙比古さん のホームページにも

コンサートの模様が少し出ています。

ぜひ、ご覧下さい。


写真はパンフレットの

オーケストラメンバー一覧です。


それにしても、

マッキー、

本当に音楽が好きで

歌うのが大好きなんだな

というのが伝わってきました。


もしかしたら、

クラシックに携わる人の中には

こういったコンサートに

異論を唱える人がいるかもしれませんが、

オーケストラには

もっと可能性があると思うし、

多様性があっていいんじゃないかな

と感じています。


他のアーティストのコンサートにも

ぜひ広がって欲しい。


そうしたら、

オーケストラや楽器に興味を持つ

人たちも増えるのではないでしょうか。


もちろん、オケの仕事も増えますし!



この道

この道


♪ この道は いつか来た道

   ああ そうだよ 

   あかしやの花が 咲いている


山田耕筰作曲の唱歌です。


曲名はピンとこなくても

メロディーはきっと耳にしたことがあるかと思います。


短い曲ですが、

詩も曲も味わい深い1曲です。


ホルンで吹くと

原曲の調では少し音域が低いのですが、

曲の雰囲気はよく出てます。


河川敷で吹くと

とってもいい感じです。



ハナミズキ

一青窈, 武部聡志
ハナミズキ

♪ぼくの我慢が いつか実を結び

  (中略)

  君と好きな人が 百年続きますように


心がグッと締め付けられるような曲です。


ホルン用に書き換えたところ、

譜面の都合上in Eになりました。


サビの部分は

Aから上の高い音が多く

吹きこなすのは

かなりしんどいです。


もう少し低い音域の方が

ホルンの音色が生かせるかな

と思うのですが、

伴奏の都合上、しょうがないのです。


ちなみに、三重奏用の譜面も持ってます。


レ・ヴァン・フランセ!

レヴァン


今日はいい日でした。


私の敬愛するホルン奏者

ヴラトコヴィッチ氏の所属する

レ・ヴァン・フランセが

豊田市までやって来てくれたのです。


プログラムは

タファネル五重奏、テュイレ六重奏、

モーツァルト五重奏、プーランク六重奏と

盛りだくさん!


そして

アンコールは

イベール他

なんと3曲も演奏してくれました!


ヴラトコヴィチ氏、

やっぱりいいですね。

高音域から低音域まで

きめの細かい音を聞かせてくれます。


でも、10年前よりも

つやっぽさはないかもしれません。

でも、その分円熟味が増してきた気がします。


顔も体もずいぶん丸くなられました(笑)


ピアノを含めた6人のメンバー、

なんだかチョイ悪おやじ

といった風情でした。

いい感じです。


それにしても、

フルートのパユさまも

すっかりおやじになってました。


でも、いたずらっぽい目は

健在です。

マイケル・J・フォックス

思い出させます。



演奏会終了後、

ずうずうしくも楽屋に入れさせてもらいました。


そして頂いたのがこのサイン。

もちろん、ヴラトコヴィッチ氏です。


握手して、写真も撮らせてもらいました。


日本のこんな地方でも

楽屋を訪ねてきてくれるファンがいると

氏も喜んでくれたんじゃないかな、

と勝手に想像してます。


大切な宝物です!





増田いずみ

増田いずみ, マスカーニ, バッハ, マーラー, ヘンデル, グリーグ, チレア
ヒール・マイ・ハート

100年に1度の超美声と名高い

オペラ歌手の方です。


確かに、ちょっと日本人ぽくない声質を感じます。


上記のアルバムの1曲。

マーラーの交響曲第五番の四楽章

本来は弦楽のみの楽章ですが、

歌詞をつけた曲になっています。


伸びのある艶やかな歌声が

柔らかい弦の響きとよく合います。


しっとりと夜に聞きたい曲です。


それにしても驚いたのが

昨年結婚されたそうですが、

お相手が人形浄瑠璃をされる方なんだそうです。


まさにヨーロッパと日本のコラボレーション。

なんかいい感じ。


詳しくはこちら


増田いずみ

残留

移籍先を模索したが、

いろいろあって断念。


今のオケに残留することに。


戦力外通告を受けるまで

頑張ろう。


しかし、

もう少し何とかなるといいんだけど。


せっかくいい人が集まっているのに

何だがもったいない。


もうちょっと実のある練習がしたいな~。

なごり雪

なごり雪


1週間ぶりの更新。


ホルンもあんまり吹けなかった。。。


♪いま 春が来て 君は きれいになった

   

さびの部分です。


フォークソングの代表曲。

いるかの「なごり雪」です。


ちょっとせつない。


ホルンで吹くのも

なかなか乙です。

音域もちょうどよい。


タイで聞いた

現地の人の

ギターによる弾き語り

思い出します。


♪去年より ずっと きれいになった・・・