俳景  
この間 女房のお供で スーパーに行くと もう柿が並んでおってな、
改めて秋なんじゃなあと思おて、
うっかり枝柿に釣鐘を置き合わせたんじゃが、正岡子規の「柿食えば...」の景色になってしもおた。
皆さんは 皆さんの自由な発想で 楽しい歌や句にして下され。
投稿はコメントからお願い致します。

勝手ですが投稿はお一人三作品まででお願い致します。

俳景俳句コーナー
   蟹と猿一緒に柿を食べたいな
猫山阿霞 さん
   夕暮れにどこか似ている柿の色
猫山阿霞 さん
   鳥突付く柿の実一つ僕一人
猫山阿霞 さん
   寺の鐘ゴーンと鳴れば柿も落ち
里山みのきち さん
   鐘の音に柿色づきて日も暮れる
里山みのきち さん
   柿食えば秋の音色や寺の鐘
里山みのきち さん
  床に臥し夢に出て来る古都の柿
thomas 
   柿食えば入れ歯カタカタ音を立て
齋藤大柳 さん
    鐘の音よ人々に届け安穏と
もく さん
   次郎柿生家の音が聞こえ来る
dekokakaka さん
   銀の柿食べると不思議金の味
dekokakaka さん
   銀の柿鐘をつくなり良い音だ
dekokakaka さん
   秋空に誘われ古き寺巡り
マンドラ さん
   柿熟度好みの違いに上手く分け
Green Keeper さん
   柿くえばひとつで止まらぬ和の旨さ
舞踏シューズの独り言 さん
   鐘楼の脇の柿の木実たわわ
舞踏シューズの独り言 さん
   柿熟れて小鳥啄むおだやか日
舞踏シューズの独り言 さん
   秋の夕鐘を聞きながら柿かじる
grggrg さん
   悔いもなく柿の実もなく鳥来たる
雅子 さん
   10月の値上げで柿も遠のいて
エンムブック2 さん
   朝靄の柿色掬ぶ血潮かな
mikkon さん
   脈伝ふ秋海棠の金の鈴
mikkon さん
   
柿の紅寺の紅葉美しき
画家ゆう さん
   柿落ちて駆け寄りがぶり渋い口
画家ゆう さん
   うろこ雲柿色に染め鐘の音
画家ゆう さん
   鳥威し響く鐘の音柿赤く
さらさら さん
   目を盗み落とした柿は渋柿よ
ケセラセラ千夏 さん
   鐘鳴らし俳人偲ぶ獺祭忌
こマメ さん
   除夜の鐘食べ頃合図干し柿や
crane-house さん
   校舎より歓声聞こゆ柿の秋
ハイジ さん
   弁当の隅ほんのりと柿赤し
ハイジ さん
   柿食うてやおら鐘入る娘かな
笑ちゃん さん
   電柱の鴉が狙ふ熟柿かな
ぴー さん
   里山のたわわに実る柿の秋
ぴー さん
   廃屋の鈴生りの柿地落ち行く
ぴー さん
   柿枝で突いてみたらどんな音
4649兄さん さん
   旬の柿鐘つく和尚もひと休み
ROKU さん
   散歩道目に鮮やかな柿の色
radio 1972 さん
   あの柿は甘いんだろか渋かろか
radio 1972 さん
   秋の晴れ釣鐘聞きつつ柿吊るす
radio 1972 さん
   柿の木にのぼって取った赤トンボ
雨ニモ風ニモガンニモ負ズ さん
   柿の身は熟するほどに赤くなり
雨ニモ風ニモガンニモ負ズ さん
   柿の種蒔いてみようか逝く前に
雨ニモ風ニモガンニモ負ズ さん
   秋深し隣は柿を食う人ぞ
やままかみ さん
   となり客よく柿食うと舌を噛み
やままかみ さん
   柿の種ピリリと美味く酔い痴れる
アボカリン さん
   カラス食む渋さが抜けた柿の実を
アボカリン さん
   柿の実は紅葉とともに色づいて
アボカリン さん
   子規になりきり柿を喰ひ鐘を聴く 
秋月の俳句 さん
   柿食めば故郷の畑父母の顔
1493jyajya2 さん
   茜空鐘声柿の木カラス発ち
吟じる保健師 さん
   軒先に干し柿のれん冬支度
くま笹 さん
   柿剥いて2人で食べる秋の夜
くま笹 さん
   夕鐘に茜柿供え父想う
毎日がプレゼント さん
   柿二つ盗りし若気を許されよ
野菊さん
   里一つポエムとしたる柿の秋
野菊 さん
   柿食えば夕焼け小焼け赤とんぼ
マック さん
   手つないで靴が鳴るころ鐘が鳴る
マック さん
   夕焼けの想い出あかいな柿くけこ
マック さん
   店頭のたねなし柿や秋は来ぬ
こころ さん
   夏季おわり秋柿食うて歓喜かな
ダンボ さん
   山里に除夜しか鳴らぬ寺の鐘
ぶーにゃん さん
   柿食えば故郷の庭忍ばるる
佳香 さん
   熟し柿が好き剥くたびに思い出す君
ぱるみん さん
   夕暮れに秋色が染む梵鐘か
himadan さん
   
俳景短歌コーナー
   時告げる梵鐘の音神無月
          父の命日柿色の空
ramune さん
   久々に一人歩きの古都の山に
          たわわに実る山柿見事
thomas さん
   柿食えばくだりにohとなりにけり
          カキクケか行まさか子規もか
okayu0903 さん
   満月の欠けゆくごとに渋さます
          柿のやうにきみを待つ夜
mikkon さん
   暑き夏ようやく越えて栗に柿 
          目にする頃に秋は来にけり
温泉大好き さん
   さくらんぼ桃にスイカの次は梨 
          柿並ぶ頃秋は来にけり
温泉大好き さん
   夕雫あびたる柿のつややかな
          色こそ匂へ鐘の音もよき
原遊子 さん
   柿落ちた拾わんとして近づけば
          何やら違う何かが違う 
てんぱりまっくす さん
   柿落ちたよくよく見れば杮(こけら)なり
          道化芝居の幕今開く
てんぱりまっくす さん
   時満ちて柿も杮(こけら)も今落ちた
          寺の鐘からしっぽが出てら
てんぱりまっくす さん
   柿食す種をば指でこそげるも
          加減を違え何処かへ飛ぶ
タイド さん
   大山へむかう急坂道すがら 
          古きお寺で 柿こぼれ見ゆ
神奈川センターフィールド さん
   柿の木に取り残された熟れた柿
          鳥さんたちの冬のごちそう
ぶーにゃん さん
   この柿は茜の空の涙つぶ
          早く帰れと鐘の音せかす
詩麿呂 さん
   ついついと頰ばりて知る渋柿に
          顔見つめ合い友との笑い
シルバー さん
   
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