俳景 
雨上がりに窓を開けると 虫の声が聞こえてきての、嬉しゅうなってな、
と言うのも我が家の小さな庭には 結構草が生い茂っておるのに ついぞ虫の音を聞いたことが無うての
こんな景色をこしらえてみたんじゃ。
コオロギの向こうに下駄を置いてみた。
この秋はちっと楽しみにしておるんじゃ。
皆さんの所では如何じゃろうか。
虫の音にまつわる皆さんの楽しい句や歌をコメントから投稿して下され。
勝手ですが投稿はお一人三作品まででお願い致します。
俳景俳句コーナー
日が沈み鈴虫松虫囁やきはじめる
猫山阿霞 さん
虫の声夏の終わりを口ずさむ猫山阿霞 さん
まだ暑い夏の残り香冷やす蟋蟀猫山阿霞 さん
転げたる下駄より聞こゆ虫の声
風鈴 さん
下駄の音しばらく虫の闇となり
風鈴 さん
カラコロリ音比べだよコオロギ君
さらさら さん
秋雨に人恋しいと虫も鳴く
毎日がプレゼント さん
心地好く耳に伝はるちちろかな
ぴー さん
こほろぎの微か遠くに聞こえけりぴー さん
叢の奥より聞こゆつづれさせぴー さん
涼風や明日は孫らとぶどう狩り
マンドラ さん
虫の音を聞いて落ち葉とにらめっこ
もく さん
カランコロンコロコロコロコロ聞き分けろ！
ソンミン さん
我が生家コオロギ合唱夕涼み
Green Keeper さん
コロコロとコオロギ呼んでる秋近し
grggrg さん
虫の音の喧しかりき日はいずこ
舞踏シューズの独り言 さん
主無き下駄に寄り添う轡虫舞踏シューズの独り言 さん
下駄と虫絶えて久しきビルの街舞踏シューズの独り言 さん
虫時雨リズム隊でもつけようか
ハイジ さん
週末は研修中のちちろ虫ハイジ さん
見返りを求めぬ恋よ虫の秋ハイジ さん
歌ってるね虫たち集う草むらで
dekokakaka さん
下駄つっかけ虫の声する河原へと
dekokakaka さん
かまやつが下駄を鳴らして虫取りに
dekokakaka さん
草の中音楽奏でる虫の声
画家ゆう さん
音楽会主役コオロギ音合わせ画家ゆう さん
虫達の見事な旋律秋の風画家ゆう さん
虫の音のアイペンシルや二胡の弦
mikkon さん
プラチナの月夜は君と虫の声
mikkon さん
蟋蟀の命こぼれて草深く
雅子 さん
秋の虫姿は見えず大合唱
ROKU さん
虫時雨ひときわ高く鈴虫は
ミール さん
虫の音のコーラス響く城下町ミール さん
湯上がりの素足に下駄を下呂温泉ミール さん
下駄の音暫し聴き入るちちろ声
こマメ さん
草刈りて虫の居場所を減らす俺
里山みのきち さん
昼蝉も夜はコオロギ場所譲り
里山みのきち さん
下駄の音で虫がピタリと鳴き止んだ
里山みのきち さん
家のなか逃げたコオロギ鳴き声が
ダンボ さん
熱帯夜収まり涼し虫の声
radio 1972 さん
虫の音に涼を求める下駄の音radio 1972 さん
鈴虫とツクツクボウシのコラボきくradio 1972 さん
ゴミ出しの夜の二十メートル虫の声
粋ちゃん さん
庭下駄を履き蟋蟀の音に浸る
野菊 さん
虫の闇抜け来て庭の虫を聴く
野菊 さん
コオロギの望み送りし風のなか
雨ニモ風ニモガンニモ負ズ さん
コオロギは命の詩を奏でたり雨ニモ風ニモガンニモ負ズ さん
コオロギの鳴くね途絶えし時雨かな雨ニモ風ニモガンニモ負ズ さん
不死もなく草に眠れば虫の声
マック さん
しずけさや嗚呼しずけさや虫の声
マック さん
星たちと戯るやうに鳴く虫と
マック さん
草朽ちてコオロギの宿賑へり
take 1 さん
ちちろ蟲夜行に誘い下駄の上
歌麿呂 さん
青い空入道雲と渡り鳥
ケセラセラ千夏 さん
下駄はいてばった料理を食べにゆく
秋月の俳句 さん
秋の夜のコオロギ鈴虫二重奏
きゅう さん
響く下駄浮かぶ三日月虫の声きゅう さん
宿の下駄いで湯の街を夕涼み
ぶーにゃん さん
虫が音を聴くにそろりと下駄を脱ぐ
阪奈の三ちゃん さん
今はもう秋だと鈴虫鳴き始め
やままかみ さん
すずの音が夏の疲れを和らげし
こころ さん
亡き人の下駄に聴かせる虫の声
KAZ さん
カランコロ下駄のハナオは虫のヒゲ
crane-house さん
虫の音や拍を真似ひてピアノ弾く
アマンバ さん
下駄履くも耳に秋風虫の声
秋花 花 さん
下駄箱に住みしコオロギ高らかに
柊 さん
こおろぎの鳴く暗がりもひとりじゃない
ぱるみん さん
キンコンカン汚カネが要るなり増上寺
東山皆月 さん
カラコロと羽根虫迫り虫黙る
himadan さん
俳景短歌コーナー
カタカタと下駄を鳴らして歩き行く
耳に入るよコロコロリーとたいよう さん
カランコロ下駄を鳴らして夕涼み
カラコロ歌う路傍こおろぎ
カラコロ歌う路傍こおろぎ
okayu0903 さん
金脈をあてたみたいな偶然で
プラチナみたいな恋をしてたい
mikkon さん
律の風夜鳴く虫の主代わる
単衣の裾に下駄の音ramune さん
虫の音にしばし風柳感じるも
思い至るは昆虫食に
思い至るは昆虫食に
タイド さん
ひさぴさの下駄の鼻緒を気にしつつ
蟋蟀の音やきみいづこにぞ
原遊子 さん
「火の用～心」チョンチョンチョチョンチョンチョン
一拍おけば虫の声かな
粋ちゃん さん
在宅で書類に埋もれ日々過ごし
虫の音で知る秋の訪れ
温泉大好き さん
この夏も酷暑光るなかこおろぎの
微かに知らす秋風近し
グランフェッテ さん
コオロギと下駄の一歩は違うけど
一寸の虫五分の魂Mizuki さん
せみ取りの子らは家路に帰るころ
何処からとなく虫たちの声
何処からとなく虫たちの声
ぶーにゃん さん
陽も落ちて風も涼しく虫たちの
声が背中を追いかけてくる
おふね さん
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〈御案内〉
このブログには俳句や短歌、銀細工に関してとても素敵なコメントを頂いております。
皆様も俳句や短歌と一緒に楽しんで頂ければ幸いです。
日々是好日