俳景 
夜に勉強なさる学生さんもいらっしゃるんで 電気スタンドの下に本と向こうに十三夜の月を置いて見たんじゃ。
この十月の十八日は 十三夜じゃな。
中秋の名月の次の月の十三日目の月の事で「後の月」とか「豆名月」、「栗名月」とか言うのじゃが、後の月は十五夜じゃなくて十三夜なんじゃな。
昔の人の風流心は面白いのう。
夜に勉強なさる学生さんもいらっしゃるんで 電気スタンドの下に本と向こうに十三夜の月を置いて見たんじゃ。
秋らしい句や歌にしてコメントから投稿して下され。
勝ってですが投稿はお一人三作品まででお願い致します。
俳景俳句コーナー
読書中スマホで眺める後の月
Green Keeper さん
小説と迎える朝日赤々と
もく さん
月明り読書で過ごすこの時間
まめばぁーば さん
行燈を頼り読む本後の月
里山みのきち さん
朧げに栗名月の光差し
里山みのきち さん
豆名月眺むるために電気消し
里山みのきち さん
便箋に万葉散らす十三夜
mikkon さん
瞑想の赴く宇宙十三夜
mikkon さん
秋夜長スタンド灯りページめくりgrggrg さん
漢字追う スタンド灯消し 十三夜
グランフェッテ さん
輝いているよう十三夜祈ります
dekokakaka さん
つつましく食べる芋栗十三夜dekokakaka さん
十三夜だスタンド無しで本を読もdekokakaka さん
藍の夜に学びを見護る栗名月
珠輝 さん
コロナ禍に親子も会えぬ十三夜
ぴー さん
後の月静寂の中に読破かなぴー さん
秋の夜一人絵本を読む私
Y子 さん
灯火にて名作産まれし世を辿る
舞踏シューズの独り言 さん
人の世を静かに観ている十三夜舞踏シューズの独り言 さん
清濁も等しく照らす十三夜舞踏シューズの独り言 さん
後の世に名を成さずとも後の月
がね さん
漱石を閉じて和菓子の十三夜
佳香 さん
月光や降り注ぐ粒子身の裡に
totinoki さん
本読みて泣いて笑いて秋日和
アマンバ さん
チャルメラの遠く聞こゆる後の月
AF さん
ウヰスキーの孤独に灯火親しめり
AF さん
思ふほか長くなりたる夜学かな
AF さん
長編を読もうと挑むもグーグーグー
radio 1972 さん
十三夜灯にし読むヴェルレーヌradio 1972 さん
名月も芋や栗には敵うまいradio 1972 さん
十三夜恋といふ字に恋せし日
野菊 さん
堪え忍ぶ13夜の月一葉読む
ミール さん
旅先の机に向かふ月灯りミール さん
君は説く人生哀し13夜ミール さん
日々姿替えての舞台十三夜
ぼんちゃん
灯し分け晩学二人後の月ぼんちゃん
卓隔て栗名月を分かつ老ぼんちゃん
後の月やり切ったのを見届けて
T&K&kumazo さん
十三夜本を開くや菊花咲くT&K&kumazo さん
涙落ち閉じた表紙に十三夜
まるまりこ さん
スタンドで勉強したの思い出す
えっちゃん さん
かはたれへ行燈と月文机
マック さん
無駄な夜更かしランプシェードに這う蛾
マック さん
もんもんと肉月の部首漢和辞典
マック さん
窓枠に十三夜の月絵となりぬ
ぱるみん さん
長短の調べ十三夜ひかり奏でてぱるみん さん
栗名月ほっこり照らす影ふたつ
ぱるみん さん
十三夜初めて聞いたの私だけ
やままかみ さん
月の夜十五夜だけと思ってたやままかみ さん
十三夜しゃれた句できずすみませんやままかみ さん
十三夜見とれ忘れし一夜漬け
こころ さん
大停電満月だけが頼りなり
エンムブック 2 さん
もう昔テスト勉強なつかしい
ぶーにゃん さん
秋灯やあれやこれやと書に迷ふ
tetsuaki009 さん
躓きの石あればこそ栗名月tetsuaki009 さん
後の月キルケゴールを照らすなよtetsuaki009 さん
十三夜欠けた心に染み入りて
あさこ さん
十三夜七味増やして蕎麦手繰るhimadan さん
寝違いや我が身に沁みる秋の冷えhimadan さん
怪談に身の毛もよだつ夜半の秋himadan さん
俳景短歌コーナー
教室の窓を見やれば夕闇の
かけらも消えて空 月光る
温泉大好き さん
夜の闇そこだけ明かしまなびやで 横文字追いしはたちの頃に
温泉大好き さん
月ありて万物の生ありしこと
舷窓けざやぐ青白き星
舷窓けざやぐ青白き星
mikkon さん
十三夜読書の手を止め窓越しに
眺める月は美しきかな
ROKU さん
未来をも照らす気概の十三夜
学ぶ書籍に走る筆先画家ゆう さん
夕闇にまぎれるようにまなびやへ
急ぐあなたの背に月宿る
神奈川センターフィールド さん
十三夜月見団子のピラミッド
昔ながらの景色楽しむ
昔ながらの景色楽しむ
タユ さん
スタンドと本と月とのカクテール
闇夜を照らすmy走馬燈
てんぱりまっくす さん
君はみたツキノウマレル始まりを
タレモミテナイソノトキヲミタ
タレモミテナイソノトキヲミタ
マフダ さん
S・Fやヒーローものより小説は
ふだんの暮しそんなのが好き
ふだんの暮しそんなのが好き
ぶーにゃん さん
十三夜今年もここに我学ぶ
憧れの君いずこにいるや
憧れの君いずこにいるや
たいよう さん
十三夜 欠けた心に 染み入りて
十三夜机にもたれ電話する
切なさ満ちて遠距離恋愛
幾山越えてページをめくり
十三夜机にもたれ電話する
切なさ満ちて遠距離恋愛
あさこ さん
満たぬ月光の澄んで文机幾山越えてページをめくり
あさこ さん
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