あけましておめでとう御座います
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昨年は、沢山の皆さんにこのブログをご覧頂き、又たくさんの投句を頂き本当にありがとうございました。

今回もまた皆さんからいっぱいの俳句を頂いたので、ご披露させて頂きます。

皆さんの俳景俳句

121回「酒蔵、代八車、米俵
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   酒蔵に新酒仕込みの人集う
まめばぁーばさん
   秋来にけり蔵を訪ねて仕込み歌
タケノバンブーさん
   新酒飲む枡の中にも杜氏舞う
渡邉まさしさん


122回「風炉、釜、松葉
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   炉開やほそ長き日の差す座敷
ヤヒロさん
   ぬばたまの夜や炉開きの茶室の灯
あ〜すけさん
   炉開きの仄かなぬくみ薫りたつ
二日酔いのトドさん
   炉開きや茶室に集い茶の湯かな
まめばぁーばさん


123回「筏流し、紅葉
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   ふりかえる紅葉を乗せて保津下り
風人さん
   江戸へゆく手を振る紅葉にありがとう
nekonodaikichiさん
   紅葉散る流れを抜ける艪の捌き
あ〜すけさん
   紅葉山くだる筏の木遣り歌
二日酔いのトドさん
   川面にて筏こぎしに紅葉舞い
まめばぁーばさん
   何処さ行く筏に乗りて秋の川
dekokakaka さん
   ゆらゆらりゆっくり行こうよもみじ川
dekokakaka さん


124回「光悦垣、枝紅葉
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   紅葉のトンネルくぐる茶虎猫
nekonodaikichi さん
   秋深し遠くを観れば見事なり
えっちゃんさん
   光悦の竹垣もみじ踏み逝きて
砥水さん(二日酔いのトドさん)
   竹垣のみち紅葉散る石畳
あ〜すけさん
  京都にて竹垣映える紅葉狩り
まめばぁーばさん
   光悦寺あなたの所秋の垣
dekokakaka さん
   うなりたい光悦寺の垣秋を呼ぶ
dekokakaka さん
   dの庭レストランもね点在よ
dekokakaka さん


125回「土鍋、ぐい呑、徳利
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   父と鍋右寄りを知るちゃんこかな
京のラーメン記者さん
   一杯がかつりょくのもと手がのびる
えっちゃんさん
   取り分けの手際みせるや鍋の中
タケノバンブーさん
   酔い潰れ差配忘るる鍋奉行
砥水さん
   蕎麦が好きうどんも好きだけど
                                    今夜は湯豆腐
プーミンさん
   サシ飲みの寄せ鍋少し残る朝
あ〜すけさん
   鍋つつき熱燗染みて今宵よし
まめばぁーばさん


126回「熊手、箕、落ち葉
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   赤いほっぺ落ち葉のプールにダイブする
プーミンさん
   落ち葉ふむ音聞きながら冬じたく
えっちゃんさん
   ブロアーに追いたてらるる冬の猫
まゆベアさん
   掃いても掃いても一人で掃いている
風人さん
   掃いても掃いても一人で集める
風人さん
   庭掃きて一葉残るる小枝かな
タケノバンブーさん
   猫の手を思い微笑む紅葉道
nekonodaikichi さん
   落葉やに落馬の気質この年や
OK惑星さん
   落ち葉ふみ踏みしめるごと冬近し
えっちゃんさん
   落ち葉掃きさらいに集め焼き芋や
まめばぁーばさん
   落葉掻き落暉をあつむ褥かな
砥水さん
   木まぶりや石畳掃く寺男
あ〜すけさん


127回「囲炉裏、和ばさみ
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   粕汁をあたためながら爪を切る
プーミンさん
   暖炉まえぬいものの手も暖かい
えっちゃんさん
   囲炉裏端着物縫いつつ愛温め
nekonodaikichi さん
   囲炉裏端繕い励み春を待つ
nekonodaikichi さん
   繕いの手を温めつつ冬の朝
風人さん
   暖かい心のなかもなにもかも
えっちゃんさん
   読みおへし『したきりすずめ』虎落笛
まゆベアさん
   暖をとる囲炉裏囲んで人の輪や
まめばぁーばさん
   茅葺の深雪に抱かれ糸紡ぐ
砥水さん
   昔(ムガシ)っこ聞がへ搔巻縫うばっちゃ
        方言で書かれています(昔話を聞かせながら搔巻の修繕をしているおばあちゃん)だそうです。
あ〜すけさん
   和バサミや鶴が織りてや囲炉裏にて
愛染神楽さん


128回「屋台、三日月
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   屋台引く親父ふらりと冬の月
にから128 
   夜鳴きそば冬月満ちて腹満ちて
nekonodaikichi さん
   だいこひゃく面取りをする一つずつ
まゆベアさん
   齧りかけ大根夜空に醍醐味かな
ミルク色の木蓮さん
   クリスマス屋台に並ぶ女子ふたり
寿々さん
   北風を分けて重なる猫と人
paparossi さん
   北斎やちょっと行くよと手をあげて
Paparossi さん
   寒けれど二人飲む夜ぞ照らす月
タケノバンブーさん
   長居して屋台が招く湯冷めかな
砥水さん
   燗酒にダイコンガンモ肩触れる
プーミンさん
   半月の冬の寒さに屋台かな
えっちゃんさん
   三日月や木枯らしに湯気蕎麦屋台
まめばぁーばさん
   物の怪の声や八雲の夜鷹蕎麦
あ〜すけさん


129回「まとい、拍子木
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   雪かきを終えて戸締り火の用心
プーミンさん
   夜回りの柝の音雪に吸われゆく
プーミンさん
   夏場所や懸賞金はキャラクター
まゆベアさん
   拍子木や八百屋お七をなだめゆけ
nikara128さん
   拍子木で消えよ煩悩よい年を
nekonodaikichi さん
   拍子木と子供の声でなごむ暮れ
nekonodaikichi さん
   年の瀬のそぞろ浮く気に火の用心
風人さん
   拍子木は鋭く人を追い立てて
風人さん
   纏い突く命遣り取り江戸の火事
砥水さん
   気を付けて拍子木の音聞くたびに
えっちゃんさん
   まとい振り冬の夜回り火の始末
まめばぁーばさん
   砧打つちょっとだけ寄る立ち飲み屋
寿々さん   
   凍て空を走るめ組の纏かな
あ〜すけさん
   お頭にまといつくのは暴れん坊
アボカリン☆さん


130回「餅つき、満月
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   年用意終え納屋運ぶ杵と臼
あ〜すけさん
   搗き終へて道長笑ふもちづきよ
にから128さん
   満月にウサギ餅つく年の暮れ
まめばぁーばさん
   餅つき日路地に漂ふ小豆の香
ぼんちゃんさん
   小晦日杵つく音や宅配便
砥水さん
   時過ぎて遠く成りけり臼の音
タケノバンブーさん
   ペタペタとおと聞くたびに思い出が
えっちゃんさん
   新年はつきたての餅少なくて
風人さん
   あいどりと息を合わせて弾む杵
プーミンさん
   餅つきのまみれる粉に笑う子ら
寿々さん


新年の御挨拶に頂いた句
   盆景の銀細工から立つ淑気
あ〜すけさん
   初日の出こころに誓う守りの意味
寿々さん
   掛け合いの漫才キレて餅をつく
まゆベアさん
  福きたる幸せ運ぶ門松や
えっちゃんさん
   我々が句にも初日や御代の松
タケノバンブーさん
   猿回し籠屋は提灯ぶら下げて
まゆベアさん
   見知り顔凍み澄む空に初日出づ
ぼんちゃんさん



今年が、皆さんにとって素敵な年になりますように。

そして皆さんの俳句がいっぱいいただけますように。

本年もどうぞ宜しくお願い致します。


P.S  :年のせいじゃな。
一度にたくさんの句をアップするのは疲れるもんじゃ。
今年から頂いた句をその都度アップさせて頂くので、ご了承下され。
宜しくお願い致します。



日々是好日