磯部映見がヒロインで出演した舞台
双生児を俳優座で観に行った。
実はブログを新しくしたのだが、このブログには磯部映見の事ばかり書いてあるので
比較しやすいかと思い彼女の記事はこのブログに書く事にしよう。
由緒正しき扇子屋に産まれた双子のお話。
ストーリーもしっかりしていて、演出が素晴らしかった。
磯部映見の役所は、主役の双子の兄の妻、志津役。
とても大切にされたような登場シーンから始まり、一つ一つの彼女の表情が素晴らしかった。
海外の人とは思えない程の着物の着こなしは見事。ビジュアルは磯部映見の大きな武器だと思う。
そして何よりも、彼女をずっと応援し続けた身からしたら、磯部映見の成長ぶりはすさまじかった。
千秋楽のパワーからか、慎ましさと優しさと美しさの中にある強さがにじみ出る演技。
2幕の重要シーンでは、磯部映見のチャーミングな芝居から、色気を最大限に使った本気の芝居から、一気にどん底に突き落とされた時の芝居の変化を演じた磯部映見は、何かに取り憑かれたようだった。数秒前には笑顔を取り繕っていたと思えば、急なスイッチで大泣きして、泣き叫んだかと思えば落ち着きを取り戻し静かに泣きながら笑顔になる彼女の演技力は観客のすすり泣きを誘っていた。まるで、ハムレットのオフィーディアのようだった。
磯部映見の声は凄く通る。決してうるさくないが、音楽を聞いているような綺麗な声をしているのだが、この2幕のシーンの叫びの声は、本当に人間の究極の時のような声で叫んでいた。
笑顔を無理に取り繕いながら頑張る女性程美しいものはない。
お座敷唄を唄うシーンでは美声が会場中に響き渡り、その後の人が変わったように、人間性をむき出しにする鬼のシーンでは、目がいっていた。あの大人しく美しい女性がここまで変わるんだと、少し女性が怖くなった。
舞台、双生児、女優としての磯部映見の成長が見えた。
この数年に何があったのか、どんな恋をしたのか、気になってしまう程表現力が延びていた。
高取英さんの月蝕歌劇団
ブラザートム、塩谷瞬、千波丈太郎等と共演した永遠の一秒
そして今回の双生児を振り返ると
やはり磯部映見の可能性がどんどん広がっているのが分かる。
終演後ロビーで挨拶出来たのだが、2幕の例のシーンのあと、過呼吸気味になっていたらしい。
それほど、身を削って演じているんだなと感激した。
2幕はほとんど出っぱなしだから疲れただろう。おつかれさま。
そして今日、磯部映見の21歳の誕生日。
おめでとう。どんどん表現力を磨いて素晴らしい女優になってほしい。
双生児、作品自体もとてもよかった。震災で一度延期になった舞台だからか、
これほどまでのものを作る事が出来る劇団はなかなかいないだろう。
踊りと芝居の融合も面白かった。良い刺激を貰った。

双生児を俳優座で観に行った。
実はブログを新しくしたのだが、このブログには磯部映見の事ばかり書いてあるので
比較しやすいかと思い彼女の記事はこのブログに書く事にしよう。
由緒正しき扇子屋に産まれた双子のお話。
ストーリーもしっかりしていて、演出が素晴らしかった。
磯部映見の役所は、主役の双子の兄の妻、志津役。
とても大切にされたような登場シーンから始まり、一つ一つの彼女の表情が素晴らしかった。
海外の人とは思えない程の着物の着こなしは見事。ビジュアルは磯部映見の大きな武器だと思う。
そして何よりも、彼女をずっと応援し続けた身からしたら、磯部映見の成長ぶりはすさまじかった。
千秋楽のパワーからか、慎ましさと優しさと美しさの中にある強さがにじみ出る演技。
2幕の重要シーンでは、磯部映見のチャーミングな芝居から、色気を最大限に使った本気の芝居から、一気にどん底に突き落とされた時の芝居の変化を演じた磯部映見は、何かに取り憑かれたようだった。数秒前には笑顔を取り繕っていたと思えば、急なスイッチで大泣きして、泣き叫んだかと思えば落ち着きを取り戻し静かに泣きながら笑顔になる彼女の演技力は観客のすすり泣きを誘っていた。まるで、ハムレットのオフィーディアのようだった。
磯部映見の声は凄く通る。決してうるさくないが、音楽を聞いているような綺麗な声をしているのだが、この2幕のシーンの叫びの声は、本当に人間の究極の時のような声で叫んでいた。
笑顔を無理に取り繕いながら頑張る女性程美しいものはない。
お座敷唄を唄うシーンでは美声が会場中に響き渡り、その後の人が変わったように、人間性をむき出しにする鬼のシーンでは、目がいっていた。あの大人しく美しい女性がここまで変わるんだと、少し女性が怖くなった。
舞台、双生児、女優としての磯部映見の成長が見えた。
この数年に何があったのか、どんな恋をしたのか、気になってしまう程表現力が延びていた。
高取英さんの月蝕歌劇団
ブラザートム、塩谷瞬、千波丈太郎等と共演した永遠の一秒
そして今回の双生児を振り返ると
やはり磯部映見の可能性がどんどん広がっているのが分かる。
終演後ロビーで挨拶出来たのだが、2幕の例のシーンのあと、過呼吸気味になっていたらしい。
それほど、身を削って演じているんだなと感激した。
2幕はほとんど出っぱなしだから疲れただろう。おつかれさま。
そして今日、磯部映見の21歳の誕生日。
おめでとう。どんどん表現力を磨いて素晴らしい女優になってほしい。
双生児、作品自体もとてもよかった。震災で一度延期になった舞台だからか、
これほどまでのものを作る事が出来る劇団はなかなかいないだろう。
踊りと芝居の融合も面白かった。良い刺激を貰った。

