2回目の治療(と云うか)初診時には審査だけでしたから

実質的には1回目の治療を10月中旬に行いました

治療計画の①ですが どんな患者の治療においても

私の治療では1回目が最も時間が掛かります

今回も3時間掛けて行いました

☟治療前

基本的には全ての歯が揺れている(即ち生理的な動揺以上)

のですが『残せる歯は残し、残せない歯は抜歯する』

という方針で臨みました

『残せる歯』というのは 

10年先でも機能しているであろう歯 であり

『残せない歯』というのは

10年はおろか 数年も持たないどころか

存在していることで臨在歯(隣りの歯)に害を及ぼす歯

ということです

重度歯周病患者では この見極めがとても重要です

当該患者では(残根も含め)上下8本を抜歯しました

そして ブリッジの土台となり得る歯を形成(削ること)し

右下奥にインプラント2本を入れました

歯を抜く前に印象(かたどり)しておいた型に レジンを填入して

仮歯のブリッジを作り これを装着して終了しました

この状態で12月中旬まで待つことにしました

待たなければいけない理由は

抜歯窩(歯を抜いた穴)の治癒と 

インプラントが骨癒合するのを待たなければいけないからです