SNSというやつを少々嗜んでいるのですが、先日堂々と「コピー商品です」と謳って販売する広告が流れてきた無法地帯のやりたい放題に、言葉も無いと感ずる今日この頃、いかがお過ごしでしょう。
こんにちは、長光津のKです。
見るからにそのページは以前「倒産した会社からのバッタもん」として販売していた組織が手を変え品を変え売っているという感じです。
ありえない価格で販売しているので、ひっかかる人はごく少数でしょうが、コメント欄に「よい品質です」と、サクラなのか何なのか分かりませんが、投稿している輩もいてコピー商品と知りながら買う層も一定数いるのかなと。
昔はコピー商品というと商店街で、怪しげな人が怪しげな屋台で、本物と言いながらもそれと分かるような品を売っていて、なんて感じでした。
まあ、そこを通る人たちは誰も通報することなく、悪い意味で緩かったですね。
しかし時代も変わり、ブランド・商標はしっかりと守られなければなりません。
先人が守って紡いだブランドを利用して自分の利益を図るとは言語道断。
こういった下劣な考えは撲滅を願うばかりです。
さて、ブランド・商標といった類は知的財産権の一種ですが遺伝子配列にも適用されます。
初めて聞いた時は違和感を感じました。
遺伝子配列が発明というより人類の共有財産であって特許の対象とすべきではないと考える人達がいるそうで、この感覚に近いです。
しかし、遺伝子組み換え作物の是非は置いておくとして、今までに無い配列、それは確かに研究による「創作物」と言えます。
遺伝子工学が進んで、病気の治療に役立ったり美容と健康に寄与することは非常に有意義なことで、研究されている方々に敬意を表したいと思います。
そういった方々へのインセンティブを考えると「特許」という権利を得ることで報われることがあればそれに越したことが無いと考える一方で、何でもありの世界になると、遺伝子操作された「ヒト」が誕生した今となっては、人類はどこまで人を選別できるのかという考えにも至ります。
バランスって難しいですね。時代と共に変わっていくのでしょうし。
その昔、とあるよく知った人が海外旅行から帰ってきて、王冠の形が歪んだ〇レックスを見せられて笑った時代が懐かしい、と言ってはいけませんね。
皆様良い一日を。