松屋銀座で、オンワード樫山が衣料品のリサイクル活動を23日から始めたようです。自社製品を消費者から回収して、アジア諸国に古着として供給するほか、自動車の内装材や建材などに再利用するらしい。衣類を松屋銀座まで持ち込んだ人は1050円分のクーポンがもらえるというお得な話。そういえば衣類に限らず、最近、この手の話は多いですね。


靴の世界では、銀座ワシントンが靴の下取りキャンペーンを9月末まで実施中です。どこの靴でもOKみたいで、オンワード樫山よりも太っ腹。持ち込めば1000円分の割引クーポン券をゲットできるようです。靴は燃やしてしまい、熱を回収して発電に利用するというので、いわゆるサーマルリサイクルという形で、靴を再利用するみたいです。


そういえば当店で扱う段ボールも古紙が原料ですから、リサイクル品だったりします。日本の場合、古紙回収率は7割を超えており、世界平均の5割を上回っていたりします。消費された段ボールは製紙工場に戻ってきて、再び段ボール原紙に輪廻転生。つまりマテリアルリサイクルがOKです。ただ、永遠に再生可能というわけでなく、資源循環が3、4回目になると、さすがに質が劣化するらしいです。


何回リサイクルしても劣化しないという技術がPETボトルの世界には、ありました。帝人の「ボトル・トゥ・ボトル」という技術です。使用済みボトルをポリエステル原料に戻して、再びPETボトルを製造しちゃいます。新品同様というか、新品そのもの。これは凄いテクノロジーだと思っていたのですが、落とし穴もありました。


肝心の使用済みボトルが集まらず、無理して集めると高コストになってリサイクル工場の採算が悪化してしまうのでした。使用済みボトルも立派な資源。古紙同様に、中国大陸方面からの引き合いが強く、日本国内じゃ、集めにくかったのだとか。帝人グループは昨年、「ボトル・トゥ・ボトル」の休止を発表しています。


よく考えたら、このブログも新聞に載っていた銀座界隈の話題をリサイクルして書いているわけですから、資源循環型かも。情報ソースは新聞で、ブログに書いているような内容ですから、PETボトルのように新品同様とはいきません。口づてで広がる噂話も段ボールのリサイクル同様に、介在する人の数が増えるに従って情報の質は劣化していきます。というわけで、服や靴のリサイクルの話がもし間違っていたらすいません。

銀座3丁目にある「紙パルプ会館」の屋上を舞台にした「銀座ミツバチプロジェクト」。今や銀座エリアの活性化にとどまらず、農業の振興、都市と農村の交流といったテーマにも深く関わり始めています。


マロニエなどの銀座の街路樹、皇居や浜離宮庭園に咲く花々からミツバチが集めてきた「銀座産ハチミツ」を使って、銀座文明堂やホテル西洋銀座などがお菓子の新製品を開発。これが銀座ブランドの人気商品に育ったというストーリーが地域振興の成功モデルとして全国各地に伝わっているようです。


株式会社紙パルプ会館は不動産賃貸業の会社ですが、株主は日本製紙、王子製紙など日本の有力製紙会社。これらの紙メーカーは国内に多くの山林を所有していますから、農林業と縁が深いと言えなくもありません。紙パルプ会館の幹部は銀座ミツバチプロジェクトの副理事長を務め「今、銀座が農業で面白い」と講演活動を続けているようです。


こうした縁で、5月4日には紙パルプ会館で新潟観光コンベンション協会と銀座ミツバチプロジェクトが協力し、都市と農村の交流をテーマにした「ファーム・エイド銀座2009」 というイベントを開催することになったそうです。新潟の食材販売のほか、マロニエ通りの隣、松屋通りでは「佐渡の鬼太鼓」の演奏もあるとか。もちろんミツバチの見学会もあります。


新潟の農村部との交流が発展すると、銀座のビルの屋上に農園を設けて枝豆などの特産品を育てるようになるなんてうわさもありますから、ひょっとしたら紙パルプ会館の屋上で、養蜂だけじゃなくて、枝豆の栽培なんかも始まるかも知れません。「銀座で農業」ってフレーズが目を引くのでしょうが、屋上の農園だけに地に足が着いていない……、なんてことは言わずに、紙パルプ業界の地域貢献にエールを送りたいと思います。

銀座マロニエ通りは今年、かなり変わりました。解体されるビルがあれば、新規にオープンするビルもあり、街の風景や人の流れにも変化が起きました。何より銀座にいくつもある通りの中で、マロニエ通りは今年、かなり注目を集め、メジャーになった感もあります。今年も残り5週間ほどなので、「マロニエ通り10大ニュース」というのを当店で考えてみました。


1位 「マロニエゲート」開業

2位 「ブルガリ銀座タワー」開業

3位 カルティエ「銀座二丁目ブティック」改装

4位 「デビアス銀座ビルディング」竣工

5位 「銀座マロニエビル」竣工

6位 「銀座ベルビア館」開業

7位 「肉のハナマサ銀座二丁目店」閉店

8位 「銀座ミツバチプロジェクト」が話題に

9位 中越パルプ工業の本社移転発表

10位 新生紙パルプ商事の「三幸ビル」建て替え


当店は紙を扱う商いなので、やはり紙パルプ関連の話に着目します。10位は新生紙パルプ商事のニュース。この会社は紙代理店としては日本で三番目に大きな会社。プランタン近郊に「紙百貨ギャラリー」というショールームを開いていましたが、ビル建て替えのため閉鎖中。復活に期待します。9位の中越パルプ工業は製紙の中堅企業。富山県にある工場に本社機能を移転するため、銀座2丁目の本社ビルは建て替えて、賃貸ビルにするそうです。紙パルプ業界は全般に業況が思わしくないので、事業再構築の波がマロニエ通りにも押し寄せています。


8位の銀座ミツバチプロジェクトも微妙に紙パルプ業界に関連します。なぜならミツバチの巣箱は銀座3丁目の「紙パルプ会館」屋上にあるからです。この建物、実は日本の紙パルプ業界の総本山。業界団体の日本製紙連合会や全国段ボール工業組合連合会も入居しています。この建物の屋上で集めたハチミツを使ったお菓子が松屋銀座などで販売されて話題になったことは説明不要でしょう。一方の紙パルプ業界は原燃料価格の高騰が直撃して、業況悪化。甘い蜜は吸えなかったみたいです。


7位もちょっと不景気な話。マロニエ通りで24時間営業を続けていた「肉のハナマサ銀座二丁目店」が2月に閉店しました。そもそも入居していたチャンドラ・ボースビル自体も売りに出され、解体。そういえば、このビルには有名な地ビール会社、銀河高原ビールも入居していました。この会社は今は特別清算の憂き目に。なかなか銀座での商いは難しそうです。


6位から上はひたすら開業ラッシュの話。「銀座ベルビア館」は厳密に言うとマロニエ通り沿いではないのですが、以前、日記のネタにしたのでチャートイン。5位はそのまんま「銀座マロニエビル」というストレートな名称のビルです。高級革製品のボッテガ・ヴェネタが4月に旗艦店をオープン。近畿日本ツーリストも同ビル内にシニア世代の富裕層を狙った高級旅行商品の店舗「ラグゼ銀座マロニエ」を開設しています。たぶん、JTBの「ロイヤルロード銀座」を模倣したような店づくりなのでしょう。


4位の「デビアス銀座ビルディング」はグニャリとねじれたデザインの変わったビル。3位に挙げた「カルティエ」の店舗のすぐ先です。「カルティエ」は向かい側にブルガリの新店舗建設が進むのに対抗するかのように、ビルを改装。金一色というデザインについて、道行く人々の感想は賛否両論のようです。で、2位は以前、日記のネタにもなった「ブルガリ銀座タワー」。11月30日にオープンするそうです。しばらくはマロニエ通りの新名所などと騒がれるのでしょう。


さて、今年最大のニュースはマロニエゲートの開業でしょうか。有楽町イトシアと「あわせ技」で、人がどっとマロニエ通りに押し寄せるようになりましたから。ビルの持ち主は読売新聞東京本社。たぶん、日本最大の紙ユーザーでしょう。マロニエ通りが、この名称で呼ばれるようになる以前に読売本社はこの通り沿いにあったんですね。マロニエゲートと命名した同社によると、マロニエ通りの「入り口」という意味をこめたとか。ただし、自動車で来る場合、一方通行なので、ここから通りには入れません。マロニエゲートは実はマロニエ通りの「出口」なのでした。