みなさま こんにちは
ハッピーホーム銀翼の森の看板犬になりたいランです
今日は七夕 、こちらは曇り空、
雨はなんとか持ちこたえているけれど・・・
夜になったら星が見えるかな?
↑いただき物の七夕のおかき
今日の夕方いただきます
老人ホームでの派遣勤務の中で、一番やるせなくなるのが、
入居者さんから「私ってここから帰れないのかな?」という言葉を聞くこと。
もちろん、「そんなことはないと思いますよ」と返事をする。
体調が落ち着かれたら・・・
ご家族のご都合がついたら・・・
今は新型コロナが怖いから・・・
本当にご自宅に戻られる方もごく少数はいらっしゃる。
でも、(生きているうちは)ずっとここかな?という方も正直大勢いらっしゃる。
認知機能が低下していて、こういう質問が出来ない方は、悩みは少ないのかもしれない。
しかし、色々なことがわかっていらっしゃる方、
そして、なんとなく、ご家族リードで入居され
ご自身で納得して入居されていない方はやはり悩まれるのだと思う。
「老人ホームに居ることで、何かの時の安心と安全が確保できること」にしっかりフォーカスできるといいんでしょうけれどね。
最近ご入居のとてもチャーミングな90代前半の入居者さん
「90も過ぎて環境が変わるってことがどれくらい負担かは、こどもにはわからないんかね?」
「お父さん、早く迎えに来て欲しいわって言ってるんよ。」
「こどもは良くても、連れ添う人っているのがいるけんね、なかなか難しいわ。」
「こどもは何を考えとるんだか!」
「姥捨て山って言葉も浮かんできてね・・・」
「なかなか元気でんとよぉ。」
「わからないことばっかりで、頭変になっとるかなあと思うわ。」
「同じことばっかり聞くかもしれんけど、かんべんしてねぇ、よろしくたのむね。」
・・・淡々と、穏やかに話されるのを聞きながら、ご家族事情も見え隠れして、なんか、こちらも胸が痛くなってくる。
「いやいや、ご心配なく!私なんか、頭と口の間の神経が切れてるんじゃないかと心配になるくらい
思ってることと、言ってることが違うこと、しょっちゅうですから!」
冗談(本気半分ですが)で笑いを誘うことくらいしかできることがなくて・・・
ご家族を批判するとか、そういうことでなくて、
心身ともにそれなりにお元気な方は施設での集団生活は厳しいんだろうなと思う。
ご家族もなんとなく、後ろめたいような気持ちがあって、ご本人としっかり話をする機会なく入居されると、
ご本人は「施設に入れられた!」という思いになってしまうかもなぁ・・・
やはり、一人暮らしは心配!という状況が年齢を重ねることで出てくるので
元気な方に楽しく過ごしていただける、ご家族もご本人もこういうところに入りたいよねと
積極的に思える施設がたくさんできると良いですね
ハッピーホーム銀翼の森もそういう施設のひとつになれるように、今、頑張らねば
七夕の夜、雲が切れて星が見えますように!
ラン&みちこ