おはようございます
ハッピーホーム銀翼の森 看板犬のランです
寒い朝、ラン兄にくっついてると暖かい~
今日は横浜市内の地区センターへ
スタッフ研修の講師です
「障がい者支援」について、昨年末に講師依頼の電話がありました。
高齢者支援が専門なので、ほかに適任の方を!とお断りしたところ、
センターをよく利用される高次機能障害の外国籍の方への対応に苦慮しているので、その対応に役立つ話でまとめて欲しいと再度のご依頼があり、お断りしきれず本日となりました。
1時間の研修
ついでに、タクシーで来られる右半身まひの高齢者の方の移動介助も教えて欲しい!
ありゃー 結構な駆け足で、さらっとやらないといけない
研修は、
「自分の頭と体を動かすことで
ご自身の体感をお持ち帰りいただき、
すぐ、現場で生かしていただけたら良いなあ」と思っていて
講義スタイルでなく、なるべくワークショップスタイルにしています
きょうは
「では、その方にどう対応してきたの?」
「今後、どう対応していくのがいいでしょうねぇ?」と、みんなでケース検討する前に
「バイスティックの7原則」←ご興味のある方はこちらを凸
の話をしようと思います
アメリカ人神父でソーシャルワーカーだったバイスティック氏が
〝Casework relationship"の中で述べていることです(1983年に『ケースワークの原則』の名前で邦訳が出ています)。
専門用語を使わないで、できるだけ平たい言葉で私なりにまとめると・・・
支援関係の中で、
相手自身に変わってもらうために
援助者がすることは、次の7つ
1)「ひとりの人間として大切にしてもらえている」と相手に感じてもらう
2)「自分の気持ちをとりあえず、ちゃんと聞いてくれている」と相手に感じてもらう
3)自分の気持ちを冷静に客観的に感じることで相手の感情に飲み込まれない
「どんなに苦しかっただろうね!」 「自分勝手で腹立つわ~」等々自分の感情
ポジティブでもポジティブでも
4)なぜこうなったか?ここに至るまでの相手のプロセスを、事実として知ることと、その気持ちに寄り添うこと
5)相手の行動や考え方の良し悪しを一般的な社会通念で決めつけないこと
6)支援を通じて、相手は自分なりに解決策を見つけられると信じること
(ひとから言われたことは本当の解決にはつながらない)
7)相談に関しては一切、他の誰にも言わないこと
こうやってまとめてみると、バイスティックの7原則は
日常生活の中でも応用できる
ユニバーサルなコミュニケーション技術かもしれませんね
今日も良い一日になりますように
ラン