みなさま おはようございます
ハッピーホーム銀翼の森、看板犬のランです
今朝の横須賀は風が強くて海も波立っていました
風の強い日はなぜがトンビが海の上でホバリングみたいなことしています
さて、老人ホームの入居者さん、ほとんどの方が何かしらお薬を飲まれています
朝食前、朝食後、昼食後、夕食後、起床時、就寝前など飲むタイミングも色々
食事が終わった方にお薬をお持ちして飲んでいただく老人ホームが多いと思います
最近はお薬が一包化されていて、お一人お一人の包みに誰がいつ飲む薬なのか印刷されています
『 藤原花子様 10月16日 朝食後 』
のように…
藤原花子さんのお席にお薬を持って行って飲んでいただくだけのことなので
さして難しいことでないよう思いますが・・・
老人ホームになるとかなり難しいのです
例えば、新人スタッフさんは入居者さん全員の名前と顔がわからないから薬が届けられない
でも、これは時間が解決することなので大きな問題ではありません
怖いのは
藤原花子さんのことは知っている新人さんが、藤田春子さんの薬を見た時
『藤』という字だけが目に飛び込んで、あ、藤原さんの薬だと思い込んでしまう
そして藤原さんのところに行ってしまって
藤原さん自身も「これ私の薬ではない」と気づかない
そして、その薬を飲ませてしまう
誤薬です
藤田さんが高血圧で降圧剤を飲んでいた場合、藤原さんが低血圧だったら
低血圧の人に降圧剤を飲ませることになる!
大変な事故です
一昨日は森藤さんに藤原さん(名前は仮名にしています)の薬を飲ませてしまうという
誤薬事故が派遣先ホームで発生
森藤と藤原、 もりふじ と ふじわら
『ふじ』っていう音に脳が反応したのかもしれない
結構なベテランさん、名前と顔が一致していないわけではないのです
人間の脳ってどうなっているんでしょう
お薬を持っていく前には、スタッフ二人で声を出して
『お名前、日にち、飲むタイミング』を読みあって確認しあうのが大原則
そして薬を持っていくスタッフの姿をもう一人のスタッフが席まで目で追うのも原則
そしてお席のそばで再度、声を出して包みの印刷内容を読み上げてからご本人の顔を見てお薬介助をするのがルール
でも、もう昨日は、このルールを守らず服薬介助をしているスタッフがいて
一昨日、事故があったばかりなのにね
本当に怖いんだよと思って欲しいなぁ
自分だけはそんな間違いはしないと思っているのかなぁ
間違いをしない人間なんていないんだよねぇ
自分だって間違えるかもしれない
事故を防ぐのは、ひとつひとつのきちんとした積み重ねだけ
どうぞ、きょうも良い一日になりますように
ラン