もうあの頃には戻れない


あの頃の私を覚えていてくれて嬉しかった、と


そんな呟きをぽつりと置く人


どんどん変わってしまう


それは、あたしへの言葉ではなかったから………………




でも出来うるならば、あたしは


貴女と一緒に変わっていきたい


変わっていく貴女、変わってしまった貴女を知り得たい


無我夢中な日々が、落ち着いたなら


お茶でも飲もう






添うてもこそ迷へ
添うてもこそ迷へ
誰もなう
誰になりとも添うてみよ


やたら閑吟集が詠みたくなる


思いひ出すとは忘るるか
思ひ出さずや忘れねば

思ひ出さぬ間なし
忘れてまどろむ夜もなし


水に降る雪
白うは言わじ
消え消ゆるとも










野原を歩いていた


時々には草花を撮りながら




眩しい陽射しに何度かボタンを押したら


どうやら


携帯の中の本体に保存してあった画像がすべて


無くなってしまったようだ




いいや


あなたとの思い出なんて


もう


風の中に置き去りにしても




どのような優しい思惑があったとしても


わたしとの約束をたがえた時に


あなたは裏切ったのだから




こころを預けた分だけ傷ついたのだと


そろそろ認めてしまおう




そうだね


憎む事も恨む事もできない程に


あなただけを信じていたと







ようやく解き放つ


さよならのひと言




もう


あなたは


いらない





山路を登りながら、こう考えた。

智に働けば角が立つ。

情に棹させば流される。

意地を通せば窮屈だ。

とかくに人の世は住みにくい。


住みにくさが高じると、安い所へ引き越したくなる。

どこへ越しても住みにくいと悟った時、詩が生れて、画が出来る。



夏目漱石著『草枕』冒頭より




そんなワケで、ブログを始めるのだった。