アヤノの幸福理論
じん(自然の敵P)によるVOCALOIDオリジナル楽曲。2013年4月22日にニコニコ動画に投稿された。
心に残した思い出の話。
「そんな日々を、いつまでも願おう」
『いつも皆が私の笑顔で笑ってくれるからだから最期も笑顔でいよう』
目に浮かぶ話。
じん(自然の敵P)によるオリジナル曲。カゲロウプロジェクトの曲である。
じん氏 の16作目。「カゲロウプロジェクト」楽曲としては11作目。
2ndアルバムメカクシティレコーズの収録曲。
3月31日にじん氏がTwitterで『「アヤノの幸福理論」を自分で聴いて自分で泣いている。幸せって難しい。』と述べていた。
今回もボーカルはIAが起用され、PVはしづ氏が担当している。
公開から5分で、1万回再生、4月23日の00:08に殿堂入り。
VOCALOIDを使った曲としては最速の殿堂入りを果たした(4時間11分)
同年、ミリオンを達成した。
この曲の主人公はアヤノ。
彼女はメカクシ団の「No.0」で、初代団長である。
動画には幼少期のキド、カノ、セトだと思われる子供たちも登場し、幼いアヤノとの交流が描かれている。
アヤノは里子である三人の「お姉ちゃん」的存在だったようで、楯山家でヒーローごっこをして遊んでいたようだ。
さらにアヤノの母のアヤカ、ケンジロウ、榎本貴音に九ノ瀬遥、学生時代の如月シンタローなども登場。アヤノは彼らに何を思っていたのだろうか。
そして、初代団長であるアヤノの『独りぼっちの作戦』とは一体・・・。
作曲:じん(自然の敵P)
編曲:Ryosuke Nakanishi
唄:IA
PVを しづ氏 が、アレンジを Ryosuke Nakanishi氏 が手掛ける。ベースを 白神真志朗氏 が、ドラムを ゆーまお氏 が演奏。今回も ずきお氏 が調声協力している。
歌詞
思い出していたのは また、家族の事
「アヤノはお姉ちゃんだから 皆の事、よろしくね」
赤煉瓦の壁 小さな家の中で
ひそひそ話そう 秘密の作戦みたいに
連れて来られた 三人の真っ赤な目には
大人に隠していた 過去がある
怯えた顔で 「僕は化物だから」
私は告げる 「そんなことはないよ」って
「真っ赤な色は主人公の色だから、
怯えていなくても、良いんだよ」
面白い事 悩んでは
今日もお姉ちゃんぶって
「ほら、見ていて」
赤いマフラー巻き付けた
「秘密組織みたい!」
茜色、染めて、始めよう
小さな「ヒーローのフリ」だけど
「少しでも、また笑えたら」って
今日も家族でいよう
「幸せ」を願おう、先にある未来が
どれだけ 悲しくても
「このことは秘密だよ」
楽しくて陽が沈んだ
春風巡り 大人になった世界は
理不尽に曲がる 誰かの陰謀みたいに
膨らんで消えた 愛する人の涙は
誰も気付けなくて、黒くなる
狂い出していた 気付いたら もう
誰にも 言えなくて
「嫌だ、嫌だよ。壊れるのは」
幸せの終わる世界が来る
「茜色、お願い。これ以上、
誰かの未来を壊さないで」
泣きながらまた、考える
笑顔に隠したまま
「赤目色、それが私なら
誰かの未来を 救えるかな」
不器用で、情けない
独りぼっちの作戦だ
私が消えた あの日の秘密組織は
ちゃんと笑って 暮らせているのかな
きっと、私は 怒られちゃうなぁ
だけど、
ちゃんと「お姉ちゃん」になれたかな
思い出してみよう
あの好きだった言葉
「幸せ」ってなんだか不思議
明日のこと、好きになれる
登場キャラクター
アヤノがメイン。アヤカ、ケンジロウ、キド、カノ、セト、シンタロー、貴音、遥、アザミ。
解釈
キド、セト、カノはアヤノが住む孤児院で引き取られました。多分、カノは暴力、キドはお嬢様らしい才能がなく怒られてばかりで孤児院に、セトは動物と話せるなどのことを親に言って暴力を振られた?(怯えた顔でというところ、僕はバケモノだからという場所)などがあり、3人孤児院に連れて来られたんだとおもいます。
カノに関しては、まだ能力が覚醒していないと思います。(カノが笑っていないため)セトは動物と話せた?んじゃないかと思います。キドはまだ不明です。
僕は、バケモノだから。アヤノは「真っ赤な色は主人公の色だから、怯えていなくてもいいんだよ」とセトにいいました。セトがマリーにいった言葉は多分アヤノからきてますね。
真っ赤な色は主人公の色だから、赤いマフラーを首に巻きつけたなどから「仲間がほしい?」「主人公になりたい」と三人は思ったと思います。(3人が唯一興味を持ったものだから)
茜色染めて始めよう、小さなヒーローのふりだけど。という文は、「目を覚醒して始めよう。ヒーロー(誰かを助ける人)になろうということだと思います。(小さな秘密組織)
少しでもまた笑えたら今日も家族でいよう。一緒に寝ること。遊ぶこと。
上の3行が、アヤノにとっての幸せでもあったんだとおもいます。
(先にある未来がどれだけ悲しくても)という文は、未来のアヤノが過去のアヤノに言っているんじゃないかと思います。
小さな秘密組織は、4人だけの秘密。それが、楽しくて日が過ぎたということだと思います。
春風めぐりおとなになった世界は(月日が流れた)アヤノはおとなになった。つまり、小さな(秘密組織)じゃなくなった。誰かの陰謀みたいに。(誰かとは、未来や過去をしっている薊のせいなんじゃないかなと思います。)
膨らんで消えた、愛する人の涙は(研二郎の実験をとめようとして死んでいったアヤノ母のなみだは)誰も(研二郎ですら)気づけなくて黒くなる(忘れ去られていく、消えていく)アヤノは、このあと気づいたんだと思います。
研二郎の実験に気づいた時には、アヤノ母は死んでいたため(気づいたらもう誰にも言えなくて)
嫌だやだよ、こわれるのは、(母だけではなく、貴音やはるかまで人体実験につかわれるのは)幸せの終わる世界が来る(自分が止めようと決意した)
茜色お願いこれ以上誰かの未来を壊さないで、(この時の茜色はカゲロウデイズのことなんじゃないかなと思います)
テストで点数が低いのもこのことで頭がいっぱいでシンタローを守るためにずっと一緒にいた。んじゃないかなと思います。
能力をもらいに(薊にあいに)カゲロウデイズに入っていった(一人ぼっちの作戦)あやのが「この世」からきえた瞬間。
私が消えたあの日の秘密組織(小さな秘密組織)はちゃんと笑って暮らせているのかな、(カゲロウデイズの中でそう言っているということになるので、まだあっちで生きている?ということ)
おこられちゃうな、多分小さな秘密組織にシンタロウに研二郎?に怒られちゃうんじゃないか。
一番のしんぱいは「ちゃんとお姉ちゃんになれたかな」だと思います。これからは、母のいっていたお姉ちゃんになれたかな、といっているように思います。
幸せってなんだか不思議明日のこと好きになれる、多分笑っていられるってことだと思います。
あと、一番初めの「思い出したのは【また】家族のこと」最後の「思い出してみよう」とあるので、アヤノはカゲロウループに入っているのでは、と推測できます。
補足
ロスタイムメモリーで「死んじゃったごめんね」という言葉は、自分のことについてでニートになってしまったシンタローを諦めさせるためかと思います。
透明アンサーで「窓の中開いた席はそこからどう映っていますか」シンタローは天才のため?死んでないと確信?もしくは狂ったのかもしれません。ただ、アヤノは死んでないと願ってたのかもしれません。
透明アンサーで黒い猫がでてくる、この黒いねこは、ヒビヤやヒヨリをカゲロウデイズへつれてった黒い猫のような気がします。
曲名意味
そのまま。
アヤノの幸福になるための作戦、説明みたいな。
PIXIV百科辞典他より引用。