さて次に上がったのは枯松です。
「ちょうど10時なんで今度は寿さんが釣り座選んで下さいね
」

と原田さん。
「ん、ん、原田さんありがとう。おぉきにでございます。」
と思ったもんの移動するのが億劫になるほど、足場が・・・
「もぉ、ワタクシここで
」

と物ぐささ全開で今、降り立ったばかりの場所に居座りました

とは言え平坦な部分が殆ど無く、
バッカンを置くと後は、骨盤がズレそうな斜めの足下か、
割れ目に足を挟んで立つしか無い感じでございます。

潮は右から左へアタリ気味に押っつけてきとって、
行方は左手のビャクビん方に回り込もうとします。
こげなやり辛い潮。
ながら、”攻略した”と思った事は何度かあります。
いずれも潮上に撒き餌を遠投し、その手前に仕掛けを。
呼び込みながら仕掛けを馴染ませ、
足下の瀬際で喰わす。
といった感じだったと思います。
それを思い出して頑張りますが、
この枯松。
爆風です

真っ正面からとんでもない圧力をかけてきて立っとくのは困難です。
ワタクシの華奢な身体を磯の奥側に押す力。
今日は、釣りをしにきました。
なので悪い足場で踏ん張って前のめりに構えます。
すると、ふっ。
と風が止んで無風となりバランスを崩して前のめりに。
杓を握ったままの左手を岩について支えました。
ぅおっ!!!危ねぇっ!!
前のめりに海に落ちるところでした。
そんな事が三回ぐらい有りましたが、
”それでもクロを釣りたい。”
今日は25cm以上のクロ・尾長の5尾総重量です。
言い換えれば、
”5尾まで検量に出すチャンスを与えられている。”
雨、風などに心が折れ、竿を置いた時点で終了です。
となれば時間があるうちはチャンスと思って
持てる力全てを注いで5尾を求めんといけません。
よぉっ~しゃよっしゃ。
いい感じに馴染んでる。
ほして仕掛けは際にさしかかる。
ウキ、入るか?
入るか?
入ったあぁぁぁ!!!
来たかもしれん!
かも!?
かも

カ・・・モ・・・
はい、鈎付きのツケエを口に頰張ってくれたのはアブッテカモ

しかも普通の茶色やぢゃなくて

い・・・
イヤっ。゚(T^T)゚。

力一杯、杓を振って撒いた撒き餌、
顔面に浴びながらもどうにか沖に撒いたのに。
仕掛けも苦労して足下までせっかく馴染ませたのに

時間は刻一刻を流れていきます。
ここで2時間を消費し、正午になっちまいました。
ライブウェルに入ってるのはまだ3尾。
一番クジペアのシガさんと吉澤さんは、
唯一、鶴御崎のゲジガウドのハナに上がっています。
過去、私も冬にあがりましたが、そん時は
45cmアップ3尾に5、6尾の30cm台となり良い釣りとなりました。
つまり型も数も出そうな実力の有る磯。
更には今まで何年も釣り込んできてる二人です。
吉澤さんは博多地区に入会してまだ間もないんですが、
米水津をホームとし、大きな大会でも入賞経験有り。
となれば少々大きなクロでも獲り込み、
数も揃えてくる確率がヒジョーに高い。
と、まぁこげなふぅになっちょるんでありますね。
つまり、たったの3尾ぢゃヤバいんであります

なので常にアドバンテージを握られている心境の中、
爆風の中、必死に竿を振ります。
「言うとくがなぁ。なまじ腰ば降ろして休もうとかなんて思うたら、
絶対思たらつまらんど。死ぬ気で釣ってみろ。
もう休みたいとか眠たいとか寒いとか釣れんとか思うたら、
一度でも思うたら、はよ死ね。それが人間ぞ。それが男ぞ。」
とかいうあの武田イクさんが言うたと思われる
有名なフレーズが浮かんできました。
(少し変えてます
)

その願いが通じたか、回収時間まで、あと30分となった時、
どうにか喰わせたのが、鈎外れ。
ハリスが有り得ん、もつれ方をして竿に絡んでいます。
”チッ、もう時間無ぇんやけどなぁ。。。
”

とブツクサいいながら鈎を切り、
絡まった仕掛けを解いて、新しい鈎に。
今日の鈎はここまでプロフェッショナルグレの5号、
渋グレ5号を通してきています。
今日初めてプロフェショナルグレの6号ヘビーを括り付けました。
それが良かったのか30cm程の本命が1尾。
よっしゃ、あと15分。
もう1尾いける

と思いましたが少しして、またアタリを捉えました。
引きの強さから良型というのはすぐに解ります。
”やっと、捉えた。リミットメイクへの1尾・・・”
”これは絶対に獲らんといかん一尾ゃな・・・”
”リーチ状態の4尾で終わるか、ルールである5尾の権利をいっぱいに生かし、
ピシャッと5尾を持ち込むかでは全く違う。”
短い時間ですがいろんな事を考えるもんです。
大事にやり取りした結果、獲り込んだのは40cmを少し越える本命でした。
納竿まであと10分。
すこし遅くなりましたが、ここから入れ替えを狙い、
突風に負けまいよう、更に竿を握りしめます。
あと5分。
あと3分。
そして全ての撒き餌を打ちきって最後の仕掛け投入。
ウキは入りましたが、竿に乗らず。
13時。
仕掛けを切りました。
気付けば実釣6時間、何も口にしていません。
腹減った

一緒に苦労しながらも一日楽しく遊んでくれた原田さん。
この時点でも全く弱まらない突風に、この表情です。

回収され、旦賀浦を目指しますが、
激しくロールする海翔丸。

湾内の磯は潮が打ち上がっています。

無事、帰港し、トモ地区長の検量篭に釣果の全てを移します。

電子秤にかけますと・・・
4330g。
うち3尾が40cm upでした。
では結果発表~~

一位:寿老人 4330g(5尾) ポカポカ→枯松 予選通過
二位:吉澤会員 3475g(5尾) ゲジガウドのハナ 予選通過
三位:紫垣会員 1825g(3尾) ゲジガウドのハナ 次点一位
四位:原田会員:720g(1尾) ポカポカ→枯松 次点二位
ちゅう事で激戦地区の代表として吉澤さんと共に、
福岡県大会とも言える支部予選へ。
また張り切って行こうと思います。
一緒に頑張った皆さんと民宿まるたんの宴会場にて

↓

ネガティブさん、初鶴見の洗礼を浴びましたが、
次のリベンジを誓っとりました

皆さんと話しながら食べるアーモンドチョコ、ミニサラダや黒ん棒に熱い缶コーヒー。
ありふれた物ですが、この世のもんとは思えぬ旨さでした

解散し、帰り途中、恒例の城南の唐揚げも


釣りと食で楽しんだ二日間。
楽しかったなぁ

またトモ地区長。運営ご苦労様でした。
お陰様で良い大会となりました。
参加選手の皆さんもご苦労様でした。
またのイベントでお会いしましょう

【DATA】
[タックル]
ロッド : FLOAT MASTER T-Z
リール : トーナメントISO-Z競技2500LBD
ライン : 銀鱗SSneo1.75号
ハリス : ガイヤXX 1.5号
ウキ : ハイパーレスキュー(0α、0号)
鈎 : プロフェッショナルグレ ミドル5号、同ヘビー6号
[タックル]
ロッド : FLOAT MASTER T-Z
リール : トーナメントISO-Z競技2500LBD
ライン : 銀鱗SSneo1.75号
ハリス : ガイヤXX 1.5号
ウキ : ハイパーレスキュー(0α、0号)
鈎 : プロフェッショナルグレ ミドル5号、同ヘビー6号
渋グレ5号
[餌]
沖アミ3角
グレパワースペシャル
沖アミ3角
グレパワースペシャル
イワシパワーグレ遠投
グレパワーV9お徳用
グレパワーV9お徳用
[ツケエ]
船丸(M)
自家製剥き身
自家製剥き身
生オキアミ



∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
☆人気ブログランキング参加中

URLのクリックをお願いします



↓
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞