皆さん、こんばんは!
土日、ゆっくりされましたでしょうか。
本日、ピンポォ~ンとインターフォンが鳴り響くので出てみますと
「サガワキュービンでぇ~っす! かっ?」
とかなんとかお兄さんの声が。
(ワタクシ、どっぷりと昼寝しとりました
)

小荷物を受け取りましたが、送り主は実家からです。
”何かいぃもんが入ってるんかもしれん”
と殆ど確信に近い感覚ではい、OPENっ!!
あらぁ~、枝豆ちゃんやないのぉ♪


”毛”もなかなかの発育でございます。

性根も毛根もしっかりしてるんでしょうね

こいつは潮、
ぁ・・・いや塩湯でするんですが、
この毛に塩分がひっついて口に入る時は
尚一層、旨さが引き立つとまぁ、そういうコトです。
もう一個、袋が・・・
おぉっとこりゃこりゃ、こちらもぢつに立派なもんでございます






この中から大きいもの五つを選りすぐり、
総重量で検量に出します入賞間違い無し
(何の?)

そう思わせるに充分な、ふてぶてしさすら感じる立派な個体であります。
この栗、うちの実家の山に植わっている
1本の栗の木になったに違いないんですが・・・
この大粒の栗を見ると思い出します。
実家の栗にまつわる話を一つ。
この栗は約10年前までは全く私の口に入らなかったもんです。
それ以前から、たわわに実ってたにも関わらずです。
そらなしか?
なぁ、なしなん

と言われますと・・・
話せば長いコトになっちまうんですが、
近くに住んでる婆さんが居ました。
その婆さん、腰が曲がってるにも関わらず元気そのもの。
皆さん方の地域はされてるかどげか解りませんが、
新築時のイベント・棟上げの時に骨組みの段階で
世帯主が上から餅撒きをする風習が有りました

(今現在、家を建てるごたるお金持ちは実家近くにはなかなか無く、
有ったとしても餅撒きをするかどうかは解りませんが、
昔は結構な頻度で棟上げがあり、食い意地の張った子供達にとって、
とぉ~っても楽しいイベントだったのです
)

その餅撒きの時、婆さんは低い体勢で
一番撒かれているエリアにいち早く移動





地を這うごたる恐ろしく素早いフットワークで移動し、
まるでテレポーテーションのような素早さです

もしかしたら棟上げ関係者のうち誰がたくさんの餅を撒いてるか。
また誰が一番撒ききる人間か。
どのアタリに撒く確率が高いか。
そういったものを瞬時に感じ取る洞察力に長けていたんかも知れまっしぇん。
比較的、ドン臭い子供(ワタクシです。)の近くで構えていたと記憶していますが、
婆さんの突進力により、ひっくり返されて泣きだす子供も
一人や二人ぢゃございませんでした。(ワタクシも・・・
)

また腰が曲がっているので手が地面に近いせいか
手返しが常人離れしてました。
とにかく全てに速く、やり取りの結果、誰よりもたくさんの餅を拾い、
意気揚々と帰って行くのです。
因みに婆さんが拾った餅は近くの小学生である私にくれた事など
一度もありませんでした。
ボスマシラ(♀)みたいなそんな婆さんが
急逝したのが丁度10年前なんであります。
この婆さんが居なくなった年の秋から大きな栗が
こっちにも廻ってくるように。
栗泥棒の犯人は明らかになりました。
”餅も栗もあの世には持っていけんやったろうに。”
子供を突き倒してまで餅を拾い、自分の胃袋を満たそうとする婆さん。
欲深く、自分の利の為には子供をも泣かすとんでもない婆さん。
そんな伝説と驚愕のみを私の頭に刻み込んだ婆さんでした。
”あの世でもフットワーク効かせて餅拾いしてるかな。”
この栗を見ながらそういう事を考えています。

しかしまぁ、これは旨いに違いない。
実家の豊かな土壌に感謝。
秋の味覚に感謝なんであります。
さぁ、この栗食ぅてまた明日からの
新しい週を頑張ろうと思います。


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