もう何年前になるでしょうか。
 
 
それはちょうど今の時期の話です。
 
 
その日、釣友のY氏と二人で有名な磯に上がり、やる気満々で釣っていました。
 
 
ところが二人共あんまり良い釣果も得られず、
”意地でも釣ってやる”と、ついにナイターに突入です。
 
 
その甲斐あってか夜の19時過ぎに磯際でようやくアタリを拾い、
45cmのクロを獲り込みました。
 
 
”やれやれこれで初日の竿をたためる。アップ
 
 
そう思い、後発隊を待ちます。
 
 
やがて渡船の瀬付けと共に再会の先輩が上がって来ました。
 
 
そして三人で鍋をつつく楽しい食事が始まり、
時がたつのも忘れて楽しい時間を過ごしました。
 
 
何時くらいかは忘れましたがとにかく丑三つ時です。
 
 
先輩の話でこの磯が名所という事を知りました。
 
 
ぇ?
何の名所って?それは・・・
 
 
出るらしいんですよ、不思議なの
 
 
 
なんとこの磯の上は飛び降りで有名な場所。
無くなられた方は丁度、この釣り場に落下するらしく・・・
 
 
”そろそろ寝ようかアップ
 
 
と思ってたんですが、それどころぢゃありません。。。
 
 
なるべく端っこの方のネグラを奪い合うY氏とワタクシあせる
(はい、ワタクシだって怖いもんは怖い気持ちを全面に出す正直者です)
 
 
なにせそんな恐ろしい話を聞いてしまいすっかり目が覚めてしまいましたショック!
 
 
そして先輩が言いました。
 
 
コトちゃん、沖を見てみ!?アレ、何やろな目
 
 
約40m程沖を見ると割と精力的に動き回っているキャップライトが見えます。
 
 
「ほぉ、誰か上がっちょるんでしょぉね。」
(夜釣りか。この時間からエラい気合い入っとるやっちゃナ
 
 
そのあと、先輩は「よっしゃ、もぉ寝よかぐぅぐぅ
 
 
となり三人共、それぞれ寝袋にもぐりこみました。
 
 
ところが寒い中、霧の様な冷たい雨で目が覚めました。
 
 
仕方なく寝袋を畳み、話しているうちに夜が明けてきたんですが・・・・
 
 
何と・・・
 
 
沖に見た夕べのキャップライトの人が居ません!
 
 
ハナレ(単独瀬)が有ると思っててそこに上がってると思ったんですが場所が違います。
 
 
キャップライトの光を見た辺りは全くの海面の上!
 
 
しかも自分の立ち位置、目線、アングル等を思い起こしてみると
どう考えてもその海面から5m程は有ろうかという宙空だったのです。
 
 
先輩は言いました。
 
 
知ってたけど黙ってた方がいぃと思ってパー
 
 
感謝です。
 
 
あの時、ワタクシが”それ”を”火の玉”と知ったらギャーギャー大騒ぎし、
釣りどころではなくなったかも知れませんので・・・
 
 
はっきりいってワタクシ、この目で見えるものしか信じないタチです。
 
 
それだけに”エラいもん見てもぉたなぁぁ”というのが正直な気持ちでした。
 
 
”この時代でも本当に説明のつかない事って有る。”
 
 
そう思っています。
 
 
さてそこでその磯のエリア・磯名ですが・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
それは伏せておきます。
 
 
でも、もう夜は勘弁ですが朝から夕方の釣りなら、是非また行ってみたい磯です
 
 
 
寿老人
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