作夜、宴の席でハリスの製品説明を求められ、アップアップで紹介させて頂いたんですが、
本人がかなり酔いちくれてたせいもあり、
聞かれていた皆さんは、もぉひとつワケが解らなかった部分もあったのでは
 
 
シラフになったので少しハリスのお話をニコニコ
 
 
私は皆さんと同じ様にクロ・チヌを追いかけて磯ふかせ釣りをメインに竿を振っていますが、
釣り人が良型を獲った時に”ハリス何号で獲ったか”という話をよく耳にします。
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<トヨフロン・Lハード>
 
 
 
私の入門以前のハリスについてはよく解りませんが、現在のハリスは本当に強く、
根ズレや、予め傷がない状態であればその引っ張り強度となれば相当なものです。
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<トヨフロン・スーパーL>
 
 
 
それが証拠に釣り人が両手にハリスを巻き付け、力任せに引っ張ってみると、
ハリスが手に食い込んで身を切ってしまう程ですイテッ
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<トヨフロン・Σスーパーシグマ>
 
 
 
とまぁ、抜群の強度を誇る100%カーボンのハリスですが
自分も含め、釣友・知り合いの釣果のうち、
比較的細ハリスと言われる1.2号で獲った魚を知っている限りで上げてみますと・・・
 
年無しのチヌ、
 
3~4kgの青物、
 
70cm級の真鯛、
 
40cmオーバーの尾長、
 
そして50cmの口太グレ。
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<トヨフロン・スーパーL・EX>
 
 
ところが・・・
 
 
 
当然、細ければ細い程、食いは良い訳ですがフィールドは
釣り人に様々な難題を突き付けてきます。
 
 
掛けてもどうしても獲れないダウン
 
 
かくいう私も蒲江の中のハエで6回連続瞬殺・・・という酷い目に
 
おそらく良型の尾長と思いますが、針を呑まれてしまいアワセた途端、
プツンとなって太刀打ちできませんでした。
 
 
同じく深島・ゴクラクでは深層で接触してくる相手に力勝負を挑み、
カーボンロッドの繊維が切れる音を聞く程、矯め込んで頑張ったものの
その速さと瞬発力に無情にも7回連続でバラシてしまい、磯で尻餅をつく始末。。。
 
 
 
これはとにかく深い場所でしかヒットせず、ウキにアタリが出た時は既に反転して、
海底深くの根の住処近くまで戻っていると推察しています。
 
 
 
因みにその時は3号まで上げてみましたが4号になると喰わせきれず、大変悔しい想いをしました。
 
 
 
いずれも私の道具の選択ミスといえますが、確実に出会いは訪れているのです。
 
 
 
こんな一発をものに出来れば自己記録魚のサイズも
どんどん伸びていくんですけどねぇ
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 <トヨフロン・ハイパーガイアXXナチュラルカラー>
 
 
 
 
ロッド・リールから針先までのトータルバランス。
本当に大事ですね。
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<ガイアXXのデュアルスプールシステム>
 
 
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<トヨフロン・ハイパーガイアXXファントムブルー>
 
 
 
ハリスの号数を上げればヒット率が激減し、
ひどいケースではアタリが無くなってしまう・・・
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<トヨフロン・ハイパーガイアの色仕様>
 
 
 
アタリが無ければまたまた、
”ハリス号数を落とそうか・・・いや、落としてヒットしたらまたバラスしなぁ・・・”
といった迷いが生じるケースもまま有ろうかと思います。
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<トヨフロン・LーSE>
 
 
そんな時、プラーベートの釣行で時間に余裕の有る時にでも実験して頂きたいのが
同じ号数でも性質の異なるハリスに変えてみる事。
 
 
 
私がモニターとして御世話になっている東レ製品で例えますと。。。
 
 
 
例えば比較的、強度が有り、硬めと言われるガイアXXの1.7号でどうしても喰わせきれない場合。
ここで1.5号にチェンジするのは簡単ですが
当然、獲れない確立も上がる訳です。
 
 
そこでしなやかさが特徴のスーパーL・EXの同じ1.7号に変えてみる。
私の経験でも結果、一投目から当たってきた事は一度や二度ではありません。
 
 
”同じ号数で何故?”という疑問がわきます。
 
 
”製品が違うんやけんそりゃ喰いも違うやろ。”
と言われればそれまでですが、少し細かく分析してみますと。
 
 
ミクロ単位の話になりますがハリスの直径分に集約されるカーボン繊維の密集度、
まだ液体状のカーボン繊維を長く伸ばす時の速度や温度等で、
出来上がったハリスの性格は全く異なるらしいのです。
 
 
 
これがハリスの話題となった時、釣り人の間でよく話にでる
”強度”、”しなやかさ”といわれる性能項目に密接に関係しているという訳です。
 
 
 
皆さんなら実釣で気付かれている方も多かろうと思いますが、
明らかに海水に有る状態や付け餌の馴染み方が違う雰囲気があるのです。
 
 
 
逆にEXを使っていて、どうしても足元から付き出た根やシモリをかわせない場合。
1.7号から2号にEXの号数を上げる前に同サイズのガイアXX1.7号に変えてみる。
 
 
 
これにより喰い、捕獲の両立を図りたいケースで結果が良い方向に向く事も多いのです。
 
 
 
言わずと知れた日本の釣り道具は全てにおいて世界一。
 
 
 
他国の追従を許しません。
 
 
 
身近のお店にはたくさんの道具が溢れ、ハリスも自分の用途によって選べる事が出来ます。
 
 
 
釣果を手にする事も大事ですが、釣り場や海況によって道具の選択を間違わなければ、
”釣り味”いわば釣りの隠れた醍醐味を感じる事でしょう。
 
 
 
人によって色々と見解も異なろうかと思いますが、
私・寿個人が磯で竿を振りながら考えている事の一つです(b^-゜)
 
 
 
こんな話をしていると磯に行きたくなりますねぇショック!
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寿老人
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