皆さん、こんばんゎ

今夜は昨年、唖然とした体験を御紹介しましょう☆
それはある雑誌社のグラビア釣行での事。
師匠に来た依頼でしたが御題は”大分県北・姫島のチヌ”
所属クラブで一人・姫島に通っている私にナビ同行の指令が

秋といえど海の中はまだ暑く、コッパグロに悩まされる時期でした。
いつもお世話になっている藤丸の藤本船長に予約します。
船長が上げてくれたのは姫島の特級磯”大柱”です。
ところが幾ら頑張ってもクロの足の裏サイズしか出ません



昼まで粘ってみましたが結果が出ず、
南の一文字に瀬替わりを決行。
こちらもただの一文字ではなく雰囲気抜群の潮が走っています。
ところがやがて私の撒き餌が底をつき
カメラマン・H田さんの沖アミと配合を拝借して奮闘します。
アジが引っ切り無しにウキを引き込みますが
天に願いが通じたのか奇跡的に魚信到来です。
無事、取り込んだのは32cmのクロ。
でここでは良型と言ってもおかしくないサイズです

カメラマンのH田さんも今回のターゲットはチヌながら、
クロ30cm、チヌなら40cmでOKとの事でした。
意外にも一文字とはいえ防波堤でクロのOKサイズをクリアしたのでした。
”さぁ何とか銀鱗を!!”
師匠と私はその目標を目指し、一心不乱に竿を振っていましたが、
納竿一時間前の事です。
いきなり師匠の愛竿が見事な弧を描きました。
愛竿はバット部までひん曲がり、リールのドラッグ音と共に
どんどんラインが引きだされています

師匠の一言。
”大きい。チヌならロクマル級やな”

一瞬、唖然としましたがこうしては居られません。
仕掛けを上げ、タモを持ってかけつけます。
寄せてはラインが引き出され、風が吹くと”キーン、キーーーーン”と耳をつんざく糸鳴り。
その強烈な走りに青物に違いないと感じ、師匠に声をかけます。
「ヒラマサやないですか?1mくらいありますか?」
師匠は・・・
「いや、105cmくらいかな。」
とクールに言われるのが、かなりオモロかったんですが、
(フィールドではいつもこんな師匠です)
一進一退の攻防が続き、やがてやり取りは20分を優に超えました。
なにせ釣り手の動きが制限されるテトラ上です。
師匠の釣り座右手にH田さん、左手に私がそれぞれタモを構えて待ち構えます。
相手はやがて師匠の手腕により弱らされ、寄せられH田さんの方で浮きましたが
最後の抵抗で今度は私の方に寄ってきます。
これに私のタモが伸び、無事頭から入れました。

相手の正体は何と4~5kgはあろうかというハマチ

それをロッド1.25号、ライン1.5号、ハリス1.2号で仕留めたのには仰天です。

道具のトータルバランスの大切さを改めて思い知った出来事でした。
この”防波堤の弾丸”にはグラビア撮影も文句なしの大OK☆
最後まで半遊動で狙った師匠の意識の高さと戦略に、
ラビア撮影という仕事に対する心構え・気慨というものを無言で教わった気がしまました


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